粟井英朗環境財団|活動状況について

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活動状況について

清掃活動を実施しました

6月19日に予定をしていたクリーンフットパス「青少年センター赤い屋根コース」が中止となりましたので、6月24日に財団関係者のみで予定コース約2㎞の清掃活動を行いました。

 

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いつもの通り、タバコの吸殻が多く捨てられおり、2㎞の行程で約200本の吸殻を拾いました。タバコのフィルターはプラスチックで出来ているものが多く、自然界で分解されるのに10年ほどかかると言われています。

また、住宅地から森林に入ると、ポイ捨てゴミが散乱していました。

今回は初めて、そのままの玉ねぎを2玉拾いました。バーベキュー未利用の食材だったのでしょうか。

 

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約1時間の清掃活動で、可燃ゴミ90L、不燃ゴミ20Lを回収しました。

 

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今回集合場所とした「富士吉田市立青少年センター赤い屋根」は、現在海外で活躍中の大谷翔平選手が高校時代に合宿を行った場所でもあるそうです。センター関係者の話によりますと、宿泊期間中に施設周辺の清掃活動を行ったとのことで、何とも感動的なエピソードに心を打たれます。

来月のクリーンフットパスは下吉田の2か所の神社を廻ります。

クリーンフットパスを実施しました

5月22日のクリーンフットパスは、富士河口湖町に所在する赤十字病院の周辺約2㎞を、財団関係者のみで実施しました。

 

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赤十字病院の周辺は赤松が群生する緑豊かなエリアです。

車が路駐可能な路肩スペースにゴミが捨てられていることが多く、今回も沢山のゴミが落ちていました。

いつものように、タバコの吸殻、飲料容器が多かったですが、病院の周りということもあって、薬の包装ゴミも目立ちました。

 

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また、捨てられたマスクは草木の枝に絡まって取りづらいケースが多いです。

 

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今回、約2㎞の清掃活動で、可燃物90ℓ、不燃物30ℓのゴミを拾いました。

今年も月に1回のペースで、クリーンフットパスを実施いたします。

ご参加お待ちしております。

 

2020年度顕彰事業の表彰を行いました

2020年度顕彰事業の対象となりましたNPO法人富士山自然保護センター様に対し賞状と副賞の授与を行いました。

 

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NPO法人富士山自然保護センター様におかれましては、2012年の設立より富士山周辺の自然環境の調査・研究並びにその情報提供に関する活動などを展開しておられます。生物多様性保全上、重要な意義がある調査を長期にわたり継続されてきたことが評価され、選考委員会での審議を経て、顕彰対象となりました。

今後も、富士山の自然の素晴らしさを私たち住民に教えて下さりますよう、お願い申し上げます。

 

 

2020年度公募助成事業における高評価団体を選出いたしました

2020年度公募助成対象団体より提出された活動実績報告書を基に、財団役員の代表及び評価検証委員が査定し選出された2団体と、高評価を受けたの理由についてご紹介いたします。

 

◆富士吉田市グラウンド・ゴルフ協会

・助成金による活動成果を最大限にあげようという熱意が報告書からも伝わってくる点が評価される。

会員を増やすための熱心な普及活動が評価される。

・コロナ渦の制約の中で、対策をしながらも多くの参加者による活発な活動をしていた点が評価される。

 

◆FJアスリートクラブ

会の勢いが拡大しており、地域に密着している様子が伺える。

・父母会を発足させ活動の自立に向けた体制を整えていることが評価される。

大会等での実績も上がってきている点が評価される。

 

長引くコロナ渦により、それぞれの団体の皆様におかれましては、計画通りに活動が進まないなどのご苦労も多いかと思われますが、上記を参考いただき、目標や指標設定などに活かしていただければ幸いです。

 

なお、副賞の授与は各々、財団事務所にて行いました。

◆富士吉田市グラウンド・ゴルフ協会(2021.5.19)

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◆FJアスリートクラブ(2021.5.20)

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富士山美化活動を実施しました

5月12日、当財団が地権者と提携し進めている「水資源保全のための森林整備」の対象森林内を、参加者10名の皆様と共にゴミを拾いました。

当日は、富士山北麓標高1,100mに位置する「中の茶屋」に集合し、徒歩にて整備森林に向かいました。

 

整備を行う前は低木の草木が生い茂り、ゴミの状況は分かりませんでしたが、整備作業を行った結果、地面が見えると同時に、投棄されていたゴミが拾える状況となりました。

 

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年代の古い「空き缶」の投棄が目立ちました。

 

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活動終了後にゴミを分別したところ、可燃ゴミ90ℓ、不燃ゴミ90ℓと、空き缶を中心としたゴミが半分の容量を占めました。

長年放置されたゴミを回収することができました。ご協力いただいた皆様には感謝を申し上げます。

 

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今後も、当面は人数を制限し、屋外での活動を進めてまいります。

 

水田清掃活動【12月19日】を実施しました

昨日に引き続き、地下水を育む農地の保全活動の一環として、清掃活動を実施しました。

今回は7名の参加者とともに、コロナ対策を万全に、約1時間、富士吉田市城山東農振地域のゴミを拾いました。

 

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活動終了後には、この度「第22回米・食味分析鑑定コンクール国際部門」にて金賞を受賞された堀内治氏よりお話を伺いました。本日清掃を行ったこの富士吉田市城山東農振地域の、農作物を栽培する上での環境面における優位性について、解説をしていただきました。

参加者の皆様には、ボランティア活動の記念品として、金賞受賞米「たきたて」の新米を贈呈し、解散。

 

なお、今回拾ったゴミは、前日同様、約300ℓとなりました。

 

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前日のゴミと合わせて分別作業を行い、下記写真のような内訳となりました。

可燃物560ℓ、不燃物40ℓ。

街中で行った清掃活動と比べて、缶の投げ捨てが多く感じられました。

 

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今後も、適宜、少人数での清掃活動を続けてまいります。

皆様のご協力、お待ち申し上げます。

水田清掃活動【12月18日】を実施しました

当財団では、地下水を育む農地の保全活動の一環として、農業体験会の開催や農産物の仕入れ販売を行っております。

そうした財団の農地保全活動に対し、日頃より多大なるご協力をいただいている米生産者、堀内治氏が栽培した米「たきたて」が、去る11月28日に行われた「第22回米・食味分析鑑定コンクール国際総合部門審査」にて金賞を受賞しましたので、その記念として、生産地である富士吉田市城山東農振地域での清掃活動を12月18日、19日の2日間企画をしました。

 

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12月18日当日は、風もなく穏やかな陽気に恵まれ、新型コロナ感染防止対策を万全に、5名の参加者とともに清掃活動を実施いたしました。

 

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約1時間の清掃活動終了後、生産者の堀内治氏より当該地域での米生産の状況や、美味しさの秘訣について伺いました。

美味しいお米が作れる理由として、富士山の伏流水による栽培と、夏場の昼夜の寒暖差が大きいこと、と語る堀内氏。

堀内氏は、今回受賞した米を、市内小中学校の給食へ食材提供をしたり、市内出身の大学生への宅配提供をするなど、若者の地元愛醸成に積極的に取り組んでおられます。

 

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今回の清掃活動参加の記念品として、今回受賞したお米を準備しました。

どうぞ、その美味しさを噛みしめてください。

 

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今回の清掃活動では、約300ℓのゴミを拾い、水田美化に貢献できたと思われます。

 

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明日19日は、6名の参加者と清掃活動を行う予定です。

寒さとコロナ対策を万全に準備をしてまいります。

クリーンフットパスを実施しました

12月12日、親子1組3名にご参加いただき、クリーンフットパスを実施いたしました。

クリーンフットパスは、清掃活動をしながら散策をすることで、街を綺麗にしながら地域の自然環境や歴史文化を心身で体感することを目的としております。

 

今回のコースは「福地用水・神社コース」と称し、財団事務所を出発して、桂川から水を引いている福地用水沿いと、近隣の神社2か所を巡りながら、清掃活動を行いました。

 

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ゴミの数としては、タバコのポイ捨てが一番多く、ペットボトルや食べ物の包装も目立ちました。

一方、缶・瓶のポイ捨ては以前と比べると減少傾向にあるように感じられます。

 

プラスティックはポイ捨てされると、誰かが拾わない限り地球上に残り続けます。

物理的に小さくなったプラスティックを動物や魚が餌と間違えて食べてしまい致死することや、食物連鎖による人体への影響も懸念されます。

 

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今回は可燃物を45ℓ分、缶を7個拾いました。

街も綺麗になり、動物も命も救えたかもしれないと、充実感を共有しながらの解散となりました。

 

コロナ渦ではありますが、感染拡大防止策を講じ、少人数での清掃活動を引き続き計画してまいります。

 

 

富士山美化活動を実施しました

11月14日、一般参加者5名と共に、富士山美化活動を実施しました。

コースは、富士北麓公園から富士五湖有料道路まで下り、有料道路側道を含む、約3㎞といたしました。

 

今年は、地域の清掃活動も自粛せざるを得なかったせいか、例年よりもゴミの量は多く感じられました。

 

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約1時間半の活動により、可燃ごみ240ℓ、不燃ごみ45ℓを回収いたしました。

 

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富士山の裾野は、美味しくて豊富な地下水を育んでいる大切な場所です。

私たち住民がそのお水を享受しているだけでなく、桂川の水源として、首都圏の住民の皆様の水道水の原料にもなっています。

また、近年2大環境問題として位置づけられている、海洋プラスティック問題も、そのゴミの多くが、陸で捨てられ、川を通じて海に流れ出ていると言われています。

 

当財団はこれからも、陸や海の環境を美しく保つために、清掃活動に取り組んで参ります。

皆様のご協力、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

富士山水資源講座を実施しました

10月31日(土)、当財団が瑞穂村日露戦役紀念会様と協力して整備をすすめている森林を会場として、今年度第1回目となる「富士山水資源講座」を実施しました。

 

今回の講座のテーマは「水資源保全のための森林整備手法と森林の多面的機能」とし、会場となった森林の整備手法の現状と改善点を確認すること、そして、森林の有する多面的機能について、会場の森林に何の機能を期待するかを検討することを目的としました。

 

※森林の有する多面的機能:生物多様性保全/保険・レクリエーション機能/地球環境保全/快適環境形成機能/土砂災害防止機能/文化機能/水源涵養機能/物質生産機能 ・・・林野庁HPより

 

当日は関係者を含め参加者は15名となりました。まずは、整備後の森林、そして整備前の森林を散策し、林内の様子を観察しました。

 

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森林を散策したのち、財団事務所2階の会議室にて座談会を開催いたしました。

今回アドバイザーとしてお招きした、東京大学大学院農学生命科学研究所付属演習林企画部長の蔵治教授より、ご本人も座長として作成参画した「水源の森林づくりガイドブック」(2019年3月林野庁治山課)より、整備のポイントついて説明をいただきました。

 

また、森林の有する多面的機能については、「すべての機能を同時に満たすことは不可能」を前提とし、参加者より、森に期待する役割や活用方法について意見をいただきました。

 

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様々な意見や提案を踏まえ、今後の森林整備に活かしてまいります。

ご出席いただきました皆様、忌憚のないご意見ありがとうございました。

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