粟井英朗環境財団|活動状況について

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活動状況について

水田清掃活動【12月19日】を実施しました

昨日に引き続き、地下水を育む農地の保全活動の一環として、清掃活動を実施しました。

今回は7名の参加者とともに、コロナ対策を万全に、約1時間、富士吉田市城山東農振地域のゴミを拾いました。

 

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活動終了後には、この度「第22回米・食味分析鑑定コンクール国際部門」にて金賞を受賞された堀内治氏よりお話を伺いました。本日清掃を行ったこの富士吉田市城山東農振地域の、農作物を栽培する上での環境面における優位性について、解説をしていただきました。

参加者の皆様には、ボランティア活動の記念品として、金賞受賞米「たきたて」の新米を贈呈し、解散。

 

なお、今回拾ったゴミは、前日同様、約300ℓとなりました。

 

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前日のゴミと合わせて分別作業を行い、下記写真のような内訳となりました。

可燃物560ℓ、不燃物40ℓ。

街中で行った清掃活動と比べて、缶の投げ捨てが多く感じられました。

 

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今後も、適宜、少人数での清掃活動を続けてまいります。

皆様のご協力、お待ち申し上げます。

水田清掃活動【12月18日】を実施しました

当財団では、地下水を育む農地の保全活動の一環として、農業体験会の開催や農産物の仕入れ販売を行っております。

そうした財団の農地保全活動に対し、日頃より多大なるご協力をいただいている米生産者、堀内治氏が栽培した米「たきたて」が、去る11月28日に行われた「第22回米・食味分析鑑定コンクール国際総合部門審査」にて金賞を受賞しましたので、その記念として、生産地である富士吉田市城山東農振地域での清掃活動を12月18日、19日の2日間企画をしました。

 

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12月18日当日は、風もなく穏やかな陽気に恵まれ、新型コロナ感染防止対策を万全に、5名の参加者とともに清掃活動を実施いたしました。

 

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約1時間の清掃活動終了後、生産者の堀内治氏より当該地域での米生産の状況や、美味しさの秘訣について伺いました。

美味しいお米が作れる理由として、富士山の伏流水による栽培と、夏場の昼夜の寒暖差が大きいこと、と語る堀内氏。

堀内氏は、今回受賞した米を、市内小中学校の給食へ食材提供をしたり、市内出身の大学生への宅配提供をするなど、若者の地元愛醸成に積極的に取り組んでおられます。

 

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今回の清掃活動参加の記念品として、今回受賞したお米を準備しました。

どうぞ、その美味しさを噛みしめてください。

 

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今回の清掃活動では、約300ℓのゴミを拾い、水田美化に貢献できたと思われます。

 

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明日19日は、6名の参加者と清掃活動を行う予定です。

寒さとコロナ対策を万全に準備をしてまいります。

クリーンフットパスを実施しました

12月12日、親子1組3名にご参加いただき、クリーンフットパスを実施いたしました。

クリーンフットパスは、清掃活動をしながら散策をすることで、街を綺麗にしながら地域の自然環境や歴史文化を心身で体感することを目的としております。

 

今回のコースは「福地用水・神社コース」と称し、財団事務所を出発して、桂川から水を引いている福地用水沿いと、近隣の神社2か所を巡りながら、清掃活動を行いました。

 

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ゴミの数としては、タバコのポイ捨てが一番多く、ペットボトルや食べ物の包装も目立ちました。

一方、缶・瓶のポイ捨ては以前と比べると減少傾向にあるように感じられます。

 

プラスティックはポイ捨てされると、誰かが拾わない限り地球上に残り続けます。

物理的に小さくなったプラスティックを動物や魚が餌と間違えて食べてしまい致死することや、食物連鎖による人体への影響も懸念されます。

 

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今回は可燃物を45ℓ分、缶を7個拾いました。

街も綺麗になり、動物も命も救えたかもしれないと、充実感を共有しながらの解散となりました。

 

コロナ渦ではありますが、感染拡大防止策を講じ、少人数での清掃活動を引き続き計画してまいります。

 

 

富士山美化活動を実施しました

11月14日、一般参加者5名と共に、富士山美化活動を実施しました。

コースは、富士北麓公園から富士五湖有料道路まで下り、有料道路側道を含む、約3㎞といたしました。

 

今年は、地域の清掃活動も自粛せざるを得なかったせいか、例年よりもゴミの量は多く感じられました。

 

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約1時間半の活動により、可燃ごみ240ℓ、不燃ごみ45ℓを回収いたしました。

 

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富士山の裾野は、美味しくて豊富な地下水を育んでいる大切な場所です。

私たち住民がそのお水を享受しているだけでなく、桂川の水源として、首都圏の住民の皆様の水道水の原料にもなっています。

また、近年2大環境問題として位置づけられている、海洋プラスティック問題も、そのゴミの多くが、陸で捨てられ、川を通じて海に流れ出ていると言われています。

 

当財団はこれからも、陸や海の環境を美しく保つために、清掃活動に取り組んで参ります。

皆様のご協力、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

富士山水資源講座を実施しました

10月31日(土)、当財団が瑞穂村日露戦役紀念会様と協力して整備をすすめている森林を会場として、今年度第1回目となる「富士山水資源講座」を実施しました。

 

今回の講座のテーマは「水資源保全のための森林整備手法と森林の多面的機能」とし、会場となった森林の整備手法の現状と改善点を確認すること、そして、森林の有する多面的機能について、会場の森林に何の機能を期待するかを検討することを目的としました。

 

※森林の有する多面的機能:生物多様性保全/保険・レクリエーション機能/地球環境保全/快適環境形成機能/土砂災害防止機能/文化機能/水源涵養機能/物質生産機能 ・・・林野庁HPより

 

当日は関係者を含め参加者は15名となりました。まずは、整備後の森林、そして整備前の森林を散策し、林内の様子を観察しました。

 

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森林を散策したのち、財団事務所2階の会議室にて座談会を開催いたしました。

今回アドバイザーとしてお招きした、東京大学大学院農学生命科学研究所付属演習林企画部長の蔵治教授より、ご本人も座長として作成参画した「水源の森林づくりガイドブック」(2019年3月林野庁治山課)より、整備のポイントついて説明をいただきました。

 

また、森林の有する多面的機能については、「すべての機能を同時に満たすことは不可能」を前提とし、参加者より、森に期待する役割や活用方法について意見をいただきました。

 

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様々な意見や提案を踏まえ、今後の森林整備に活かしてまいります。

ご出席いただきました皆様、忌憚のないご意見ありがとうございました。

公募助成事業における高評価団体との情報交換会を実施しました

10月21日、富士吉田市民会館会議室にて、2019年度公募助成事業における高評価団体との情報交換会を実施いたしました。

今回選ばれた8つの団体は、財団役員、選考委員の代表が、2019年度公募助成対象団体より提出された活動報告書を査定し選出しました。

 

当日は、8団体より各1名出席していただき、表彰の後、活動の現状など発表していただきました。

 

 

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以下、選出された8団体と、高評価の理由について記載いたします。

 

■富士吉田杓子山パノラマトレイルラン大会実行委員会

・地区の各種団体の協力街全体が一体化しているのが素晴らしい。加えて、コースの整備・保護管理にも留意している。

・この大会を成功させることで、地域の繋がり地域への思いが結集したまちづくりへと進むことが期待される。人、もの、歴史、自然という地域財産を活かしたまちおこしが高評価。

 

■LUXE

目的と企画内容がしっかりしている。特に育児に忙しいお母さん方が参加しやすいように保育士さんの協力を得ている点が高評価。

・子育て世代との連携や、経済活性化への効果が評価できる。

・女性の活躍が地域の活性化を実現する、というゆるぎないコンセプトが高評価。

 

■FJアスリートクラブ

・スポーツの根源である「走る」ことの基本と楽しさを伝えている点が高評価。走ることの楽しさを子供たちに体験する機会を提供している関係者の努力に敬意を表する。

・将来、社会的に通用する体力と精神力を養うことを念頭に、年間計画にそって、しっかりと練習し、大会参加が実行されている。

 

■NPO法人富士と湖とかかしの里

・コロナ渦等の緊急事態の時ほど必要になる活動。地域に根ざし、地道な活動を継続されていることが高評価。

地域の子供たちとの関わりに重点をおいた展開が高評価。

 

■山梨県立富士北稜高等学校

学校外団体との連携事業を継続し、地域社会の即戦力になる知識を会得している。臨床心理士によるカウンセリングも特筆。

 

■明見湖里山フェスティバル実行委員会

地域に根付いてきており盛況であった様子が伺える。反省点もしっかり把握している。

 

■望月恭子コンサート実行委員会

・実際に楽器に触れ、プロから学ぶ機会もあり、今後の発展が見込まれる。

・音楽への強い思いが活動の根源であるという訴求力が伝わってくる。

 

■富士山吉田口手づくり×古本市実行委員会

・100店舗近い出店があり、地元自治会の協力を得て実施している点が高評価。

・現状に留まらず、更なる盛大化を考慮していることが高評価。

 

 

コロナ渦により、思うように活動が出来なかったり、取り巻く環境が悪化するなど、厳しい状況下であることと思われますが、再開に向けた活動目標設定や指標に活かしていただけますと幸いです。

 

「富士山合同フィールドワーク」に参加しました

去る10月11日(日)、富士山南麓を拠点に動植物の生育調査活動等をされている、富士山自然誌研究会様主催で開催された「富士山合同フィールドワーク~富士山南麓斜面の自然~」に参加してまいりました。

今回のフィールドワークは12回を数え、参加者は関係者を含め約70名と、盛大に開催されました。

コロナ対策を十分に、午前の観察会と、午後のレクチャーとの構成で進められました。

 

午前中の観察会は、地質、植生、ほ乳類、蝶類、昆虫類、鳥類の専門家7名を講師とし、7班に参加者を振り分け、集合場所の富士山スカイライン水ヶ塚駐車場から、富士山南麓斜面を歩きながら説明を伺いました。

 

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地質の観点から、今回のコースは、約2100年前に噴出した小天狗溶岩流と、約1230年前に噴出した水ヶ塚檜丸尾溶岩流の上にあり、遊歩道を歩きながら、溶岩が流れた様子などを観察しました。

 

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昼食をとったのち、集合場所に隣接する芝生広場にて、7名の専門家による調査研究結果の報告を聴講しました。

今その被害が問題となっている、ナラ枯れの広がりについての話も大変に興味深かったです。

 

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当財団の現在の活動範囲は山梨県内ですが、以前は静岡県の富士山麓も対象地域であったことから、久しぶりに再会した方もおり、同じ富士山麓で活動する者として、情報交流ができたことも大変に有意義でした。

今後も、このような活動交流の機会を企画してまいりたいと思います。

「富士山麓環境保全活動」視察研修会を実施しました

去る9月13日(日)、2020年度環境保全普及、育成事業の一環として、静岡県富士宮市の根原区が主催する「ススキウォーク・朝霧草原環境フォーラム」に参加いたしました。

財団の参集による7名を含め、地元住民や関係者、計35名が集まりました。

 

根原区が所有管理する朝霧草原の茅場面積は152haに及び、毎年春先に行う火入れ事業を始め、茅の生産や景観維持、茅場の多面的機能と生物多様性の保全などを目的に様々な事業を展開しておられます。

 

当日は生憎の天気ではありましたが、専門家の案内のもと、草原性の植物について解説をしていただきました。

 

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ワレモコウやマルバハギ、マツムシソウなど、秋を代表する可愛らしい山野草を観察することができました。

 

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約2時間のススキウォークを終えた後、茅倉庫にて朝霧草原環境保全フォーラムが開催されました。

「朝霧高原の植生の修復~アズマネザサの抑制と絶滅危惧種キキョウの再導入~」を演題とし、東京大学農学生命科学研究科の根本正之先生が、取り組まれている調査研究について講演を行いました。

 

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草原環境は、草を刈ったり、火入れをしてはじめて維持されますので、全国的に減少してしまった貴重な自然環境です。

草原性の動植物の住処として、そして地下水の水源域としての役割も期待される中、将来にわたって草原が維持されるよう模索している地元関係者の取り組みについて学ぶことができました。

参加者からも「ウォーキングは清々しく、沢山の山野草を知ることが出来た」「地元関係者の熱心な取り組みに関心した」など感想をいただき、有意義な視察研修会となりました。

 

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次回の研修会は、10月11日に「富士山南麓斜面の自然」について専門家より学びます。

ご参加をお待ちしております。

森林整備活動を継続実施しております

安全で美味しい湧き水や地下水を生み出す富士山麓の森林は、地域の財産であり、保全に努める必要があります。

 

当財団では、水源涵養機能を高めるための広葉樹の森づくりを目指し、富士山麓の契約森林にて整備活動を継続的に実施しております。

今年の4月下旬には、間伐後の森林1haへ150本のイロハモミジの苗を植樹しました。

 

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苗は無事に活着し、順調に生育しております。

 

今後も実施可能な範囲で、整備面積を拡大してまいる予定です。

関係者のみによる清掃活動を実施しております

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地域の皆さまに広く参集をして行う活動は未だ自粛をしているところではありますが、財団関係者のみで行う清掃活動を、不定期ではありますが実施しておりますのでご報告いたします。

 

5月14日:富士吉田市農村公園周辺

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5月20日:財団事務所周辺

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5月21日:道の駅富士吉田周辺

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いずれの日も、ペットボトルとカンが容量としては多いものの、数として多いのはタバコの吸い殻でした。あらゆる路上にポイ捨てされています。

富士山の麓の水源地域として、ゴミのない美しい状態を保っていきたいものです。

 

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