「富士山の日」視察研修バスツアーを実施しました!
2月23日、ふ じ さん の日に、富士山の環境や歴史文化について学ぶことを目的としたバスツアーを実施しました。
課題となっておりました新型コロナウイルスの対策として、参加者には、咳エチケット、手洗い、消毒のご協力をお願いし、マスクを配布した上で、財団事務所を出発いたしました。
当日、富士山麓の施設は特別入館日として、入場無料になっている場所が多く、視察研修として訪れるのによい機会となりました。まずは静岡県富士宮市にある富士山本宮浅間神社を訪れました。
富士宮市観光ガイドボランティアの方に、境内をくまなく案内をいただきました。
続いて訪れたのは、静岡県富士山世界遺産センターです。
参加者の中でも、始めて訪れるという方が多く、円を描きながら登っていく建物の構造に驚きながら、最上階の富士山眺望を楽しみました。
昼食をとった後、柿田川公園を訪れました。こちらでも地元のボランティアガイドの方に、湧水の地質的メカニズムや、湧水量、地元の活用方法など、説明をいただきました。
その後は、富士山樹空の森、道の駅すばしりに立ち寄り、財団事務所に無事到着。
当日は天候に恵まれ、終日富士山を眺めることができました。
360度、違う表情を見せる富士山を眺めながら、静岡県側の歴史文化、地下水を守る活動など学ぶことができ、参加者の皆さまからも大変に有意義であった感想を多くいただくことができました。
第10回地域交流カフェを実施しました!
第2回水資源講座を実施しました!
2月19日、今年度第2回目となる富士山水資源講座を実施しました。
前回1月15日の開催に引き続き、講師は山梨県富士山科学研究所よりお招きをしました。
講師の杉田幹夫氏より「衛星画像から見る森林の変化」と題して、山梨県内の森林率の経年変化について、衛星画像から分析したデータを用いで説明をいただきました。
日本は世界の中でも森林率の高い国であり、中でも山梨県は全国5位の森林率を誇ります。
富士山麓の森林の増減率を衛星画像よりデータ解析したところ、特段に大きな変化はみられないようでした。
一方、大規模伐採と開発が進むアマゾンなどの森林喪失によって、地球温暖化の要因である二酸化炭素の増加に繋がっているのでは、とのお話でした。
次回の水資源講座は、環境に配慮した有機農業についてお話を伺います。
第2回木工教室を実施しました!
第1回木工体験教室を実施しました!
1月18日(土)、木材の活用促進を目的とした木工体験教室を午前の部、午後の部2回に分けて実施しました!
今回制作に挑戦するのはマガジンラック。
予め用意された富士山麓カラマツ材で出来たパーツを、ネジで固定し組み立てます。
休憩を含め、1時間強でそれぞれの作品が仕上がりました。
午後の部は、15名の申込者とその保護者の参加により、会場はとても賑わいました。
地球温暖化の主要因となる二酸化炭素を吸収・固定してくれる木材。
少しでも多く生活に取り入れ使い、また育てるというサイクルが、地球温暖化防止に貢献をします。
木工体験会は2月15日(巣箱づくり)、3月14日(パズルづくり)とあと2回開催します。
ご参加をお待ちしております。
第1回富士山水資源講座を実施しました!
去る1月15日、富士吉田市立明見湖公園内のはす池体験工房にて、第1回富士山水資源講座を開催しました。
講師として、山梨県富士山科学研究所 研究管理幹である長谷川達也氏をお招きし、「山梨県の水道水と健康」をテーマにお話いただきました。
山梨県はミネラルウォーターの生産量が日本一であり、富士山や南アルプスなどの山々に豊富で綺麗な地下水が蓄えられています。
その地下水を原料として水道水に利用していますので、浄化処理の工程が少なく、塩素のみ加えれば水道水として利用できる場所も多いことが特徴です。
また講義の後半では、富士山の地下水に含まれるバナジウムの化学的な知見についてお話を伺いました。
長谷川研究管理幹ご自身の研究等によりますと、富士山の地下水に含まれる成分量では、健康に良い影響を与えるという証拠は得られていないということでした。
とはいえ、富士山の綺麗な地下水を原料として水道を使っている我々住民は、大変に恵まれた環境に暮らしていると言えると思います。
約2時間の講義を終え、参加者の皆様からも「非常に充実した内容であった」と、良い評価の声をいただきました。
2月19日(水)、3月18日(水)と残り2回の講義がございますので、皆様のご参加をお待ちしております。