粟井英朗環境財団|活動状況について

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活動状況について

シイタケ植菌体験会を実施しました!

去る3月16日、富士吉田市内の山梨県立ひばりが丘高校の敷地をお借りして「シイタケ植菌体験会」を実施しました。

昨年に引き続き富士北麓森林組合様のご協力のもと、250名の参加者に体験をしていただきました。

 

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ドリルで穴を開けた原木にシイタケの種菌を打ち込むのですが、雑菌が入らないよう打ち込む直前にドリルで穴を開けます。3人がかりで穴開け作業をしていただきました。

 

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45㎝の長さの原木に穴が20カ所作られ、そこに参加者が木づちで種菌のコマを打ち込みます。

 

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体験会場は家族連れや友人と共になど富士北麓在住の方を中心に賑わいました。それぞれに森林組合の方が丁寧に指導をしていただき、管理方法も合わせて説明していただきました。

シイタケの収穫は早くて翌年、一般的には翌々年とのことです。

原木から成る、美味しいシイタケが収穫できることを期待しております。

水資源保全のための森林整備を進めています!

粟井英朗環境財団では設立当初の2013年より、富士山麓の水資源を保全するための森林整備活動に取組んでおります。

現在整備を進めている森林は、富士山北麓の標高約1,100mに位置する約50haの広さの森林です。2019年に地権者と「水資源保全のための森林契約」を締結をし、より多くの雨が地表に到達して地面に浸透しやすい森づくりを目指して毎年1haずつ除伐と間伐作業を進めてまいりました。

対象となる森林は、もとは戦後にカラマツを植栽した人工林でしたが、2019年時点で様々な樹木が自然と生えていたことから、皆伐をして苗木を植栽するのではなく、ミズキやクリ、フジザクラなど、生育中の広葉樹を残していく整備方針としました。

 

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(写真1)除伐・間伐作業後に毎年草刈を行っている第1区画森林

 

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(写真2)整備をしていない自然な状態の森林

 

現在第5区画まで整備が進んでおり、試験的に第1区画は1年に1回の草刈作業を行うことで、地表の植生にどのような影響を与えるかの調査をしています。

調査の結果は一般市民を対象とした観察会にて毎年お知らせをしており、その他にも参加者が森林に親しむことが出来る企画を実施しています。

 

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(写真3)植物と昆虫の観察会の様子

 

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(写真4)野鳥の観察会の様子

 

2024年も5月に清掃活動と野鳥観察会を、8月に植物と昆虫の観察会を開催する予定です。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

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