粟井英朗環境財団|活動状況について

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活動状況について

富士山水資源講座を実施しました

台風の影響により1日延期となった9月19日(日)、今年度第2回目となる富士山水資源講座を、財団の地権者が協同ですすめている整備森林を会場として開催しました。

今回のテーマは「富士山の水源の森の地質・地下水流動について学ぶ」とし、講師として山梨県富士山科学研究所 専門員 内山高 氏をお迎えしお話を伺いました。

 

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富士山北麓における最近2000年間の火山噴出物は、剣丸尾溶岩を境として東側・西側で大きく様相が異なるということです。

富士吉田市を含む東側は主に雪代などの堆積物によって覆われ、富士河口湖町を含む西側は主に青木ヶ原を代表とする溶岩流によって覆われています。この違いによって、地下水の採取方法も異なるというお話でした。

また富士山は新富士火山、古富士火山、小御岳火山、先小御岳火山の4つの火山が重なり構成されていますが、それぞれに地質・地下水流動の仕方に違いがあり、各々の地層に含まる地下水の涵養された標高は異なるこということです。

標高1,100mに位置する整備森林に降った雨は、富士吉田市内の比較的浅い井戸の水源になってることが想定されるということことを教えていただきました。

 

 

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場所を移動し、中ノ茶屋の裏手の沢を案内していただきました。

この沢は中ノ茶屋溶岩(AD6C~7C)上にあり、溶岩の岩肌を観察することが出来ました。

 

講座を終え参加者からは「研修を受けたことを業務に活かしモチベーションを上げていきたい」「富士山の恵みである地下水について地域の多くの人に理解をしてもらいたい」などの感想が寄せられました。

持続可能、つまりは循環型社会を目指すため、使った地下水以上の量の雨を地下に涵養することを目的に進めている森林整備活動です。その活動内容を紹介しながら、我々住民が利用している地下水の成り立ちを知り、大切な資源について学んでいただけるよう、これからも取り組んでまいります。

富士山水資源講座を実施しました

去る7月18日、水源涵養機能を高めることを目的に財団と地権者が協同で実施している富士山麓の整備森林を会場として、今年度第1回目の「富士山水資源講座」を実施しました。

今回の講座テーマは「富士山の水源の森に生息する植物・昆虫を観察」とし、講師にNPO法人富士山自然保護センター 理事・自然共生研究室長の渡邊通人氏を迎え、整備前と整備後の森林の状態について解説をしていただきました。

 

講師の解説の前に、会場の森林をどのように整備しているか財団より説明をいたしました。

より多くの雨水を地下に浸透させるため

①林内を明るくして下草や樹木の根を発達させ、雨の浸透力を上げる

②間伐によって樹冠遮断による蒸発量を少なくし林床まで直接届く雨の量を多くする

③間伐によって樹木の葉からの蒸散量を少なくする

上記に留意し、現状の森林に生育している高木性の広葉樹を残しながら育てる施業を実施しています。

 

続いて、講師の先生より整備前の森林について説明を伺いました。

 

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整備前の森林は、植林をしたカラマツが長年放置されており、一部伐採をして空いた空間に低木の樹木が旺盛に生育していました。高木層・亜高木層・低木層・草木層が程よく分布する日本の森林らしい階層構造となっていて、植林地でも自然林に近づいていると説明をしていただきました。

 

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一方、水源涵養機能を高めるため除伐・間伐の施業をした整備後の森林は、光が林床に届いたことで草木層の植物の種類が大幅に増加しました。6月に実施していただいた調査結果によると、確認された植物の種類は総計63種で、整備前の52種を上回りました。

 

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現在水資源保全のため整備を行っている対象森林の総面積は約50haで、今後も毎年1haずつ除伐・間伐整備を行う予定です。人の手が加わることで、多様な生態系を築くことが出来ることを学びました。

参加者からは、「整備前・整備後の違いが良く分かった」「調査データがあることで状態を明確に把握できた」などの感想をいただき、データに基づく説明に対して大変に感心をしておられました。

 

今後も整備森林を会場に、様々な学習会を開催していく予定です。

 

 

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オシダ(整備前森林)

 

 

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メマツヨイグサ・ヤマホタルブクロ(整備後森林)

 

 

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シシウド(整備後森林)

 

 

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オニノヤガラ(整備後森林)

 

 

 

クリーンフットパスを実施しました

去る7月10日、第3回クリーンフットパスを実施しました。

本活動は、地域を清掃しながら地域の名所を巡り、環境保全と地域の歴史文化を学ぶことを目的に毎月実施しております。

 

今回は「小室浅間神社・新倉浅間神社コース」と称し、その名のとおり神社2箇所を廻るコースといたしました。

集合場所とした冨士山下宮小室浅間神社の境内には馬場があり、現在4種類、計6頭の馬が飼育されています。

これらの馬をもちいた地域活性に取組む「馬力屋」担当者様より活動内容とそれぞれの馬の紹介をしていただきました。

特に新倉富士浅間神社境内から忠霊塔まで馬車で登るサービスは大変に人気とのことです。

 

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説明の後、小室浅間神社を出発し、下吉田駅前を通過して新倉富士浅間神社に向かいます。

途中、綺麗に整備されたハーブ園を経由。こちらの管理者はハーブの生産・加工の事業の他、シェアファームを企画するなど、ハーブに関連する多角的な事業を展開しています。

 

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目的地である新倉浅間神社に到着。今回は忠霊塔までは登らず、神社境内にて小休憩をとり折り返しました。

帰路は大正寺に立ち寄るルートとしました。このエリアには大正寺、如来寺、正福寺の3つの寺が並びます。

 

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開催当日は富士吉田市出身のロックバンド・フジファブリックの元ボーカル志村正彦さんの誕生日ということを行き会った方に教えていただき、志村さんの生家を参加者に教えていただくなど、志村さんを偲ぶ日となりました。

富士吉田市では志村さんの誕生日と命日を含むそれぞれ1週間、防災行政無線の夕方のチャイムが彼の代表曲に代わるという粋な計らいがなされています。7月は「若者のすべて」、12月には「茜色の夕日」のメロディーが流れます。

 

小室浅間神社に戻り、ゴミを分別。今回は2㎞弱のコースでしたが、ゴミは少なく可燃ゴミ30L、不燃ゴミは缶2つでした。参加者より拾ったタバコの吸殻の数をヒヤリングしたところ、概ね合計60本となりました。こちらも、従来の清掃活動に比べ少ない結果となりました。観光地ということもあり、常日頃、有志の方が清掃活動を行っているのかもしれません。

 

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次回のクリーンフットパスは8月下旬を予定しております。どうぞお気軽にご参加ください。

 

 

清掃活動を実施しました

6月19日に予定をしていたクリーンフットパス「青少年センター赤い屋根コース」が中止となりましたので、6月24日に財団関係者のみで予定コース約2㎞の清掃活動を行いました。

 

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いつもの通り、タバコの吸殻が多く捨てられおり、2㎞の行程で約200本の吸殻を拾いました。タバコのフィルターはプラスチックで出来ているものが多く、自然界で分解されるのに10年ほどかかると言われています。

また、住宅地から森林に入ると、ポイ捨てゴミが散乱していました。

今回は初めて、そのままの玉ねぎを2玉拾いました。バーベキュー未利用の食材だったのでしょうか。

 

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約1時間の清掃活動で、可燃ゴミ90L、不燃ゴミ20Lを回収しました。

 

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今回集合場所とした「富士吉田市立青少年センター赤い屋根」は、現在海外で活躍中の大谷翔平選手が高校時代に合宿を行った場所でもあるそうです。センター関係者の話によりますと、宿泊期間中に施設周辺の清掃活動を行ったとのことで、何とも感動的なエピソードに心を打たれます。

来月のクリーンフットパスは下吉田の2か所の神社を廻ります。

クリーンフットパスを実施しました

5月22日のクリーンフットパスは、富士河口湖町に所在する赤十字病院の周辺約2㎞を、財団関係者のみで実施しました。

 

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赤十字病院の周辺は赤松が群生する緑豊かなエリアです。

車が路駐可能な路肩スペースにゴミが捨てられていることが多く、今回も沢山のゴミが落ちていました。

いつものように、タバコの吸殻、飲料容器が多かったですが、病院の周りということもあって、薬の包装ゴミも目立ちました。

 

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また、捨てられたマスクは草木の枝に絡まって取りづらいケースが多いです。

 

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今回、約2㎞の清掃活動で、可燃物90ℓ、不燃物30ℓのゴミを拾いました。

今年も月に1回のペースで、クリーンフットパスを実施いたします。

ご参加お待ちしております。

 

2020年度顕彰事業の表彰を行いました

2020年度顕彰事業の対象となりましたNPO法人富士山自然保護センター様に対し賞状と副賞の授与を行いました。

 

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NPO法人富士山自然保護センター様におかれましては、2012年の設立より富士山周辺の自然環境の調査・研究並びにその情報提供に関する活動などを展開しておられます。生物多様性保全上、重要な意義がある調査を長期にわたり継続されてきたことが評価され、選考委員会での審議を経て、顕彰対象となりました。

今後も、富士山の自然の素晴らしさを私たち住民に教えて下さりますよう、お願い申し上げます。

 

 

2020年度公募助成事業における高評価団体を選出いたしました

2020年度公募助成対象団体より提出された活動実績報告書を基に、財団役員の代表及び評価検証委員が査定し選出された2団体と、高評価を受けたの理由についてご紹介いたします。

 

◆富士吉田市グラウンド・ゴルフ協会

・助成金による活動成果を最大限にあげようという熱意が報告書からも伝わってくる点が評価される。

会員を増やすための熱心な普及活動が評価される。

・コロナ渦の制約の中で、対策をしながらも多くの参加者による活発な活動をしていた点が評価される。

 

◆FJアスリートクラブ

会の勢いが拡大しており、地域に密着している様子が伺える。

・父母会を発足させ活動の自立に向けた体制を整えていることが評価される。

大会等での実績も上がってきている点が評価される。

 

長引くコロナ渦により、それぞれの団体の皆様におかれましては、計画通りに活動が進まないなどのご苦労も多いかと思われますが、上記を参考いただき、目標や指標設定などに活かしていただければ幸いです。

 

なお、副賞の授与は各々、財団事務所にて行いました。

◆富士吉田市グラウンド・ゴルフ協会(2021.5.19)

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◆FJアスリートクラブ(2021.5.20)

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富士山美化活動を実施しました

5月12日、当財団が地権者と提携し進めている「水資源保全のための森林整備」の対象森林内を、参加者10名の皆様と共にゴミを拾いました。

当日は、富士山北麓標高1,100mに位置する「中の茶屋」に集合し、徒歩にて整備森林に向かいました。

 

整備を行う前は低木の草木が生い茂り、ゴミの状況は分かりませんでしたが、整備作業を行った結果、地面が見えると同時に、投棄されていたゴミが拾える状況となりました。

 

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年代の古い「空き缶」の投棄が目立ちました。

 

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活動終了後にゴミを分別したところ、可燃ゴミ90ℓ、不燃ゴミ90ℓと、空き缶を中心としたゴミが半分の容量を占めました。

長年放置されたゴミを回収することができました。ご協力いただいた皆様には感謝を申し上げます。

 

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今後も、当面は人数を制限し、屋外での活動を進めてまいります。

 

水田清掃活動【12月19日】を実施しました

昨日に引き続き、地下水を育む農地の保全活動の一環として、清掃活動を実施しました。

今回は7名の参加者とともに、コロナ対策を万全に、約1時間、富士吉田市城山東農振地域のゴミを拾いました。

 

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活動終了後には、この度「第22回米・食味分析鑑定コンクール国際部門」にて金賞を受賞された堀内治氏よりお話を伺いました。本日清掃を行ったこの富士吉田市城山東農振地域の、農作物を栽培する上での環境面における優位性について、解説をしていただきました。

参加者の皆様には、ボランティア活動の記念品として、金賞受賞米「たきたて」の新米を贈呈し、解散。

 

なお、今回拾ったゴミは、前日同様、約300ℓとなりました。

 

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前日のゴミと合わせて分別作業を行い、下記写真のような内訳となりました。

可燃物560ℓ、不燃物40ℓ。

街中で行った清掃活動と比べて、缶の投げ捨てが多く感じられました。

 

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今後も、適宜、少人数での清掃活動を続けてまいります。

皆様のご協力、お待ち申し上げます。

水田清掃活動【12月18日】を実施しました

当財団では、地下水を育む農地の保全活動の一環として、農業体験会の開催や農産物の仕入れ販売を行っております。

そうした財団の農地保全活動に対し、日頃より多大なるご協力をいただいている米生産者、堀内治氏が栽培した米「たきたて」が、去る11月28日に行われた「第22回米・食味分析鑑定コンクール国際総合部門審査」にて金賞を受賞しましたので、その記念として、生産地である富士吉田市城山東農振地域での清掃活動を12月18日、19日の2日間企画をしました。

 

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12月18日当日は、風もなく穏やかな陽気に恵まれ、新型コロナ感染防止対策を万全に、5名の参加者とともに清掃活動を実施いたしました。

 

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約1時間の清掃活動終了後、生産者の堀内治氏より当該地域での米生産の状況や、美味しさの秘訣について伺いました。

美味しいお米が作れる理由として、富士山の伏流水による栽培と、夏場の昼夜の寒暖差が大きいこと、と語る堀内氏。

堀内氏は、今回受賞した米を、市内小中学校の給食へ食材提供をしたり、市内出身の大学生への宅配提供をするなど、若者の地元愛醸成に積極的に取り組んでおられます。

 

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今回の清掃活動参加の記念品として、今回受賞したお米を準備しました。

どうぞ、その美味しさを噛みしめてください。

 

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今回の清掃活動では、約300ℓのゴミを拾い、水田美化に貢献できたと思われます。

 

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明日19日は、6名の参加者と清掃活動を行う予定です。

寒さとコロナ対策を万全に準備をしてまいります。

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