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第4回水資源講座を開催いたしました
11月18日(水)、第4回水資源講座を開催いたしました。
今回は、対象地域を富士山の湧水群で有名な静岡県富士宮市猪之頭とし、講師として奇石博物館の北垣俊明副館長をお招きいたしました。
雨の中、18名のご参加をいただきました。
まずは猪之頭地区を歩きながら、地域に複雑に流れる溶岩流についての解説など伺いました。
こちらの地域も、古富士火山の泥流堆積物(水を通さない泥っぽい地層)の上に新富士火山の溶岩(水を通しやすい地層)が重なっていることで、美味しい水が湧き出ております。
猪之頭地区に流れる溶岩は更に大きく4種類に分けられ、地質学的に貴重なエリアであることも分かりました。
フィールドワークの後、地域の木材で建てた木の香り漂う井之頭区民館にて、座学でお話を伺いました。
プレート運動のお話、富士山の生い立ちから、自然界すべてには循環の輪があるお話など、盛りだくさんで
参加者からの質問も絶えない中、講座を終了いたしました。
講師の北垣副館長、そして参加者の皆様、大変にお疲れ様でした。
エコクッキング講座を開催しました!
11月7日(土)、富士吉田市内「ふじさん牧場」にてエコクッキング講座を開催しました。
今回はみんなの貯金箱財団主催「ふじよしだ未来キャンプ」と合同開催とし、天候にも恵まれた穏やかな陽気の中、和気あいあいと講座を行うことが出来ました。
エコクッキングのコンセプトとしては、「水田は地下水を作る水源涵養機能を持つ」ことからお米を使うこと、そして、玄米は研ぎ汁がほとんど出ませんので排水を出さない、ことから玄米をメニューにしています。そして、地域の野菜を使うことを基本としています。
さて、今回の講師はマクロビオティックの料理師範の腕前を持つ、勝俣大紀氏にお願いをいたしました。
マクロビオティックは、玄米を主食、野菜や漬物や乾物などを副食とすることを基本とし、独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考える食事法です。
ですので、今回の食事メニューは、地元のブランド米ミルキークインの玄米をカマドで炊き、野菜をたくさん刻んで入れる豆腐ハンバーグ、椎茸、昆布の出汁をとった野菜スープ、里芋の味噌煮、でした。
手間暇、愛情をたっぷりかけて作った食事が出来上がり、皆でいただきました。
最後は講師の勝俣さんから「野菜をたくさんたべて、優しい気持ちになりましょう」と心温まるお言葉をいただきました。
参加者の皆様、お疲れ様でした!
稲刈り体験を実施しました!
10月3日(土)、富士吉田市農村公園に隣接する水田にて、「稲刈り体験会」を開催しました。
5月30日にみんなで田植をした場所を稲刈りします。
当日は天候に恵まれ、まさに稲刈り日和。
体験講師の長田さんに稲刈りの手順について説明を受けた後、早速田んぼへ。
稲を刈る人、束ねる人、干し台を作ってから、それをかける人。
みんなで協力して約2時間作業を行いました。
作業の後は、昼食タイム。
ミルキークインのおにぎりと豚汁をみんなで食べました。
暑いくらいの陽気でしたので、かき氷機も登場。子供に大人気!
今回刈って干したミルキークインは、約1ヵ月天日干しをしてから
参加者の皆さんに参加賞として玄米でプレゼントします。
味わいは格別なはずです。
富士山麓に広がる田んぼや畑は、地下水を涵養したり、生物の住かになったりと重要な役割を果たしています。
これからも、この田園風景がなくなることなく、地域の皆さんと一緒に守っていきたいものです。
第6回富士美クリーンフットパスを開催いたしました
第5回富士美クリーンフットパスを開催しました
自然写真撮影教室(入門編)を開催しました
エコクッキング講座を実施しました
第3回富士山水資源講座を開催しました
7月7日(火)第3回水資源講座を開催しました。
第2回に引き続きまして、講師・案内はNPO法人富士山自然保護センターの渡邊通人氏。
今回は都留市にあります、長慶寺周辺や中屋敷地区の水辺環境について現地視察を実施。
長慶寺周辺では、初夏から初秋にきれいな清流や湧水に生育します、
梅花藻(キンポウゲ科キンポウゲ属の水草・バイカモには水生昆虫が寄生する他、魚の巣や産卵床として利用することが知られています)がとてもきれいに見ることができました。
その後、中屋敷地区では、里山の変化や人為的開発により減少してしまった、貴重なオオチャバネセセリの卵も見ることが出来ました。
第2回富士山水資源講座を開催しました
6月12日、第2回水資源講座を開催いたしました。
講師、案内はNPO法人富士山自然保護センター 理事・自然共生研究室長の渡邊通人氏。
まずは「富士山北麓及び周辺の水辺の自然について」講義を受けたのち北麓地域2カ所にて観察会を行いました。
1か所目は忍野村にある新名庄川。県内では忍野村・山中湖村の清流沿いのみに生育するミクリを観察。カワセミも目視することができました。
2か所目は富士吉田市にある福地用水。こちらではバイカモを観察することが出来ました。
バイカモも最近では台風後の増水の影響からか、北麓でもあまり見られなくなったようです。
清流に生息する動植物。これらも富士山の貴重な水資源です。
地域の大切な宝物ですね。
平成26年度公募助成事業 成果発表会を実施しました
6月7日(日)当財団主催の平成26年度公募助成事業 成果発表会が富士吉田市民会館にて開催。
総勢70名の参加を戴き有難う御座いました。
第一部は13:00より粟井理事長の開会の挨拶で始まりました。
(平成26年度公募助成決定23団体、ポスターセッションによる成果発表)
第二部は15:15より小ホールにて基調講演を行い。
環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性施策推進室 堀上 勝 室長 をお招きし
「つなげよう、支えよう森里川海」をテーマにご講演戴きました。
また、最後に当財団の設立者であります、富士山の銘水株式会社代表取締役 粟井英朗社長より、ご挨拶と現状の総括を戴き閉会となりました。
尚、発表会運営において、山梨県立ひばりが丘高校生のボランティア協力を戴きました。有難う御座いました。