粟井英朗環境財団|活動状況について

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活動状況について

第9回クリーンフットパスを実施しました!

今年度最終回となりますクリーンフットパスを12月18日に実施しました。

当日は小春日和のような陽気に恵まれ、集合地である上宿コミュニティーセンターを出発しました。

 

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途中、富士山駅ロータリーに隣接するハタオリマチ案内所、Qスタ展望デッキに立ち寄り、金鳥居公園にて小休憩を行いました。

金鳥居公園では、金鳥居の建立の歴史など説明をし、耳を傾けていただきました。

 

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御師町お休み処、身禄堂に立ち寄り、上吉田コミュニティーセンターに到着。

ゴミも今までの回の中でも多いと感じるくらいに拾うことができました。

 

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今年度最終回のフットパスになりますので、感想や改善点をいただくためにアンケート記入にご協力いただきました。

参加者からは「初めて歩く場所もあり、新しい発見があってとても楽しい」「距離的にも丁度よく、健康のためによい」

などの意見をいただきました。

特に6月に開催をした忍野村湧水コースが人気でした。

 

また次年度4月よりスタートするために企画をしてまいります。

ご参加おまちしております。

新米試食会を実施しました!

去る12月14日、富士吉田市立青少年センター(赤い屋根)にて新米試食会を実施しました!

当財団では、地下水を育んでいる水田の保全を目的として、毎年5月に田植え体験会を実施しております。

当日は、田植え体験会の圃場を貸してくださった生産者、堀内治氏にお越しいただきお話を伺いました。

 

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堀内治氏が今年生産をした品種「ミルキークイーン」は、「米・食味分析鑑定コンクール」にて都道府県代表として晴れて特別優秀賞を受賞しました。

今回は、その受賞をした「ミルキークイーン」の精米・玄米と、「たきたて」という品種の精米・玄米の、4種類のお米を用意しました。

また、ご飯以外に、豚汁や、漬物、クレソンサラダ、ネギ味噌、そして、今年のサトイモ掘り体験会で収穫をしたサトイモの塩茹でなどを準備しました。

 

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準備した4種類のお米の内、特にミルキークイーンの精米は大変な人気で、準備した量がすべてなくなりました。

また、堀内治氏が持ってきてくださった、ミルキークイーンを子供たちにプレゼントをしてくださり、会場は大いに盛り上がりました。

 

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盛況に内に終えた新米試食会。

こうして美味しいお米が食べられるのも、豊富で綺麗なお水や多様性に富んだ自然環境があってこそです。

これからも自然環境の恵みを受け続けられるよう、地域の環境を守るためにどうしていったらよいか、財団活動を通じて参加者の皆様と一緒に考え、取り組むことができれば思っております。

 

 

 

エコプロ2019視察研修会を実施しました!

去る12月5日、東京ビックサイトにて開催された、アジアを代表する環境の総合展示会「エコプロ2019」の視察研修会を実施しました。

財団の「環境保全普及スタッフ等育成事業」の一環として企画をし、山梨県内の環境保全対策や普及啓発活動を行う方々の育成を目的として2013年度より毎年実施し、今回で7回目を迎えます。

当日は、林業と農業従事者、NPO職員等、環境保全に関心のある方々17名の参加者と共に、財団で借り上げた中型バスに乗り会場に向かいました。

 

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今年で21回目を迎えるエコプロ展。

今回は「持続可能な社会の実現に向けて」をテーマに、国連が定めた17の目標「SDGs(持続可能な開発目標)」関連の情報発信が強化された開催内容でした。

会場には小中学生の姿も年々多くみられ、環境教育の場として活用されていることが分かりました。

 

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展示ブースでは、各企業・団体がSGDsの目標に対してどのように取組み、どれだけ達成しているかの説明表記が目立ちました。

また、学生でも理解できるよう展示や説明に工夫を凝らしていることが印象的でした。

 

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視察研修を終え参加者より

「環境を取り巻く時代の変化に驚いた。時代にあった農業生産や商品開発に取組んでいきたい。」

「脱プラスティックに企業が力を入れて取り組んでいることが印象的だった。」

「学生が一生懸命メモをとり学んでいる姿が印象的だった。将来が頼もしく感じた。」

などの感想をいただきました。

 

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財団の所在する富士北麓は、富士山の豊かな自然環境に恵まれた場所ではありますが、これからもより一層の環境保全活動に取り組み、次世代に誇れる地域づくりに貢献してまいります。

富士山美化清掃を実施しました!

去る11月30日、富士吉田市内の城山農振地域にて清掃活動を行いました。

城山農振地域は約40haの農地がまとまっており、富士北麓を代表する生産圃場といっても過言ではありません。

大変に冷え込んだ朝となりましたが、その分空気は澄み渡り、雄大な富士山を眺めながらの活動となりました。

 

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開会式を終え、早速2手に分かれ清掃活動を行いました。

空き缶やペットボトルのポイ捨てが目立ちました。

所々、家電製品など大型ゴミも廃棄されており、それらも回収しました。

28名の参加者によって約50㎏のゴミを回収することができました。

 

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富士山麓は水源として重要な役割を果たしています。

また、近年海洋のマイクロプラスティックが世界的な問題となっていますが、海に存在するプラスティックの約8割が陸から流出したものと言われています。

今回の清掃活動によって、海や川の生き物が、誤ってマイクロプラスティックを食べ死に至ることを少しでも回避できたかと思われます。

参加者の皆様のご協力に感謝申し上げます。

 

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閉会式の後は、参加者へ記念品をお渡ししました。

今回清掃活動を行った城山農振地域で生産されたお米と富士山麓のミネラルウォーターをエコバックに入れてお渡ししました。

これからも、富士山の美しい環境を守り、美味しい農産物や綺麗な地下水を地域の宝として育んでいきたいものです。

 

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第8回クリーンフットパスを実施しました!

11月20日に開催しましたクリーンフットパス。

「富士北麓紅葉コース」と称し、紅葉色鮮やかに映える富士山麓を廻りました。

集合場所である富士散策公園駐車場を出発し、鐘山の滝を目指します。

 

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鐘山の滝は、桂川の源流から数えて1番目の滝と言われています。

通常滝が2本に分かれる流れ落ちる様子が、10月の豪雨による未だかつて見たことのない水量に驚きました。

また、数日前にキャンプをしたのか、フライパンとガスボンベが捨てられていましたので速やかに回収をしました。

美しい景観が台無しです。

 

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赤や黄色に色どられた富士山ミュージアム脇のモミジ回廊を通過し、世界遺産の構成資産となっている御師の家「小佐野家」のレプリカを見学。

 

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道の駅ふじよしだ構内にあるレーダードーム館前の芝生広場にて小休憩。

渡邊和子理事よりレーダードーム移築の説明を伺いました。

 

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富士吉田市が管理をする富士散策公園は、広大な敷地ながらも手入れの行き届いた清々しい公園です。

最後は、お茶を飲みながら、参加者より感想をいただきました。

地元に生まれ育ちながらも、初めての足を運ぶ場所もあったということで、地域の名所を知る良い機会になったかと、嬉しいお言葉でした。

 

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次回は今年度最終回のフットパスとなります。

ご参加お待ちしております。

第8回地域交流カフェを実施しました!

地域で活動する諸団体の交流を通じた連携、活動改善を目的とした当財団主催の企画「地域交流カフェ」。

月に1度開催をしておりますが、11月度は「認知症の方を温かく見守れる街に!」をテーマに富士吉田市キャラバンメイト連絡会の皆様にお話を伺いました。

富士吉田市キャラバンメイト連絡会は、認知症の理解を促し、認知症の人や家族を見守る地域住民を一人でも増やし、安心して暮らせる街をつくっていくことを目指し有志15名により設立されました。

当日は佐藤会長と志村様にお話を伺いました。

 

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現在国内において、人口の3割が65歳以上の高齢者に該当し、その内1割を超える高齢者が認知症であると言われているそうです。

今後少子高齢化が進むと、この割合が益々増加することが予想され、地域住民で認知症を理解し、見守ることが出来る社会が望まれます。

 

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加齢による物忘れと認知症の違い、認知症の予防について、認知症の人と接する時の心構えについて、分かりやすく、具体的な事例を交えながらお話をしていただきました。

 

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認知症の問題は、超高齢化社会を避けることができない日本の重要課題の1つです。

自分事として学び、対応が求められると感じさせられた交流カフェでした。

 

サツマイモ・サトイモ掘り体験会を実施しました!

恒例となりました秋の体験イベント、サツマイモ・サトイモ掘り体験会を11月9日(土)に実施しました!

今年も家族連れを中心に大勢の参加者で賑わいました。

 

まずはサツマイモ掘りからスタート。

ベニアズマ、ベニハルカ、安納イモ、パープルスイートロード、鳴門金時の5品種を皆で協力して掘り取りました。

 

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休憩をはさみ、次は奥の畑に受け付けられたサトイモの収穫です。

「サトイモってこんな風になっているだー」との声が方々から聞こえました。

 

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とても美味しそうなサツマイモとサトイモが沢山収穫できました!

 

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収穫後は、こちらで準備をした袋に入るだけお土産を持って帰っていただきました。

食味が楽しみですね!

 

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「初めて収穫体験をしたが、とても楽しかった。また参加をしたい。」「スーパーでしか見たことのない野菜が畑どのように栽培されているか分かり勉強になった」

など感想をいただきました。

粟井財団では、地下水を育む森や畑を守る活動の一環として、農業体験会をこれからも続けてまいります。

ご参加おまちしております!

第7回クリーンフットパスを実施しました!

10月にもかかわらず、10度を下回る気温で迎えたフットパスの当日ではありましたが、かろうじて雨は降っていないことから、第7回クリーンフットパスを予定どおり開催いたしました!

今回は「山中湖憩いの森コース」と称し、山中浅間神社有地入会管理組合駐車場を出発し、山中浅間神社から山中諏訪神社に向かった後、入会組合様が管理をする憩いの森を散策しました。

 

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山中諏訪神社では、神社の歴史や云われについて渡辺嘉男氏より説明をいただきました。

 

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山中諏訪神社は毎年9月4日~6日に開催される「安産祭り」で有名です。

山中諏訪神社から山中湖を挟んで対岸にある明神山山頂に鎮座する奥宮から神様が通ってこられることを「御神渡り(おみわたり)」を言い、その先導をする龍神を祀る松が、山中湖湖畔に「白龍の松」として2か所植えられております。

 

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左龍の松は設置されてまだ10年ほどです。

 

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右龍の松はダイナミックに曲がりくねった樹形が特徴的です。

湖畔にはタバコの吸い殻のポイ捨てが目立ちました。

参加者の皆様には、丁寧に拾っていただき感謝申し上げます。

 

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山中浅間神社の正面からは、細いながらもその参道の両側に針葉樹の並木を眺めることができました。

 

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今回のフットパスの最後の行程は、今回のコース名となっている「憩いの森」を散策しました。

一面に広葉樹の森が広がり、幻想的な風景でした。

 

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解散の前に、温かいお茶とお菓子をいただきながら、これから行われるイベントの紹介をしました。

また、参加者の皆様からは「長さ的にも丁度良いコースだった」「炎天下よりも曇りの方が歩きやすい」などの感想をいただきました。

 

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次回は富士北麓紅葉コースを予定しております。

ご参加お待ちしております。

第7回地域交流カフェを実施しました!

去る10月9日(水)、今年度7回目となる地域交流カフェを実施しました!

今回は富士吉田市地域おこし協力隊として今年4月から活動を行っている天野智佳氏にお話を伺いました。

天野氏はヨガインストラクターの資格を持ち「カラダと街中をヨガで元気に!」をテーマに普及啓発活動を行っております。

特に「自称おじさん」を対象に月2回富士吉田図書館で開催している「オジヨガ」は好評で、毎回20名近い参加者いるということでした。

 

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ヨガはインドで発祥し、「牛と牛車を繋ぐ道具」を意味するそうです。

これを人間の心と体に置き換え、暴走する心をコントロールし、平和な心地に気付かせる道、とのこと。

ヨガをすることによって、体や心の変化や現在の体調を、自身の気づきとして大事にして欲しいとのメッセージをいただきました。

今後の夢としては、地域住民の方が気軽に立ち寄れるコミュニティーの場を作りたい、地域で大きなヨガイベントを企画したい、と語っていただきました。

また椅子に座ったまま簡単なヨガのポーズや呼吸法を教えていだたき、会場はリラックスムードに包まれました。

 

参加者からは「普段は闘争心が強いが、それをなくして穏やかになりたいと思えた」「ヨガは無理なくできて健康にも良いのでとても興味を持った」「若い人のチャレンジ精神に触れて、夢を持つことの大切さに気付いた」との感想をいただきました。

 

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是非今後の活躍によって、平和で穏やかな地域づくりが実るよう多いに期待しております。

 

第6回地域交流カフェを実施しました!

9月24日(火)、今年度6回目を迎える地域交流カフェでは東京大学大学院に在籍しながら、博士論文をまとめるために富士北麓の野鳥の調査を行っている水村春香氏を迎え、取組等について発表をしていただきました。

 

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以下4つの項目に沿ってお話をしていただきました。

1 富士山の多様な環境と野鳥

2 富士山麓の草原と野鳥の現状

3 火入れの有無と野鳥の関係

4 富士北麓の野鳥の楽しみ方

 

富士山は日本三大探鳥地(富士山、軽井沢、奥日光)と言われるほど、野鳥の種類が多く、数も豊富です。

その理由として、富士山に標高差があることで、多種多様な野鳥が生息可能なことが上げられます。

また、多様な生息環境が山麓に広がっていることも理由の一つであり、中でも、富士山麓に広がる梨ケ原を代表とする草原は、全国的に劇的に減少傾向にあり、草原性の野鳥が数多く生息していることが特徴です。

是非、地域の住民の皆様に、身近にいる野鳥を観察し、その数や種類の変化など目を配ってほしいとのお話でした。

 

後半のフリートークでは、鳥に関する疑問や、生物多様性に関すること、温暖化が鳥に及ぼす影響など、沢山の話題で盛り上がりました。

鳥の種類が多く数多く存在するということは、植物や昆虫、動物が多様に沢山いるという指標になります。

その多様性が維持されることが、我々人間が生存し続けるために必要なことなのであるとの、お話をいただきました。

お話を伺い、地域の探鳥会に出かけたくなりました。

 

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