第6回クリーンフットパスを実施しました!
8月29日(火)、今年度第6回目となるフットパスを実施しました!
残暑の厳しい、蒸し暑い気候でしたが、22名の参加をいただき、予定通り開催、出発いたしました。
今回のコースは、富士北麓公園駐車場をスタートし、剣丸尾溶岩上に立地する「環境省生物多様性センター」と、「山梨県富士山科学研究所」を訪問しました。
これらを施設を結ぶ素晴らしい自然散策路が整備されており、溶岩の上に植生する植物を目で観察し、肌で感じながら歩くことが出来ました。
まずは1カ所目、生物多様性センターを訪れました。
見学担当者の藤井研究員に、センターの役割、生物多様性とはなんぞや、というお話を伺いました。
こちらの施設は、国内唯一の生物多様性に関する調査研究機関で、全国で調査されたデータを一括でとりまとめているということです。普段は非公開ですが、国内で観察される動物の剥製が厳重に保管されているということです。
フットパス当日もエントランスホールに剥製が何点か展示されており、触れることができました。
散策路を歩いて、次の目的地、富士山科学研究所を訪れました。
こちらでは、2班に分かれ、それぞれ、研究所職員より敷地内の植生や自然環境について説明をしていただきました。
身近にありながらも、初めて来られる方もおられ、「また家族と来たい」「説明が聞けて勉強になった」という声が聞かれました。
富士北麓地域に誇れる施設と言って過言ではないでしょう。
機会があれば、また是非足をお運びください。
本日は大変にお疲れ様でした。
新名庄川生き物観察会を開催しました!
8月18日(金)、新名庄川生き物観察会を開催しました!
新名庄川は、桂川の源流となり、富士山の湧水を含む清流として、貴重な生き物が生息している川です。
今回も、昨年に引き続き、忍野村の小学生を中心に申し込みいただいました。
まずは、講師の中川雄三先生より、生き物を網で捕獲する際の注意点について指導を受けました。
生き物はそのまま素手で触ると、人の体温によって火傷するので、触る場合は、川の水で手の温度を低くして触ることなど
教えていただきました。
レクチャーの後は、早速、川の中へ。
すくった生き物を容器に集め、それぞれの名前や特徴ついて説明を受けました。
ホトケドジョウという種類のドジョウは、湧き水のある綺麗な水、そして、護岸工事のされていない自然のままの川でしか生きることが出来ない、全国的に数が減っている貴重な生き物です。
1時間ほどの観察会で、ドジョウ、ナマズ、オイカワ、スジエビ、ミズカマキリ、他、計25種類の生き物を観察することができました!
観察会の後は、川のゴミを拾いました。
ガラスや茶碗のかけらが目立ちました。川に裸足で入ると大変に危険だということが分かりました。
最後に、観察した生き物を、全て川に返して解散。
解散の前には、中川雄三先生より、再度、川で遊ぶ場合の注意点について話がありました。
川では、子供だけでは絶対に遊ばないこと!
ルールを守りながら、地域の素晴らしい自然に親しみ、守っていきたいものですね。
ジャガイモ掘り体験会を開催しました!
第5回クリーンフットパスを実施しました!
7月25日(火)、第5回クリーンフットパスを実施しました!
今回は、夏の暑い盛りでの実施となりますので、少しでも涼しい場所を、と
諏訪の森自然公園、通称「パインズパーク」を集合場所として、園内及び園外周辺を散策しました。
パインズパークは昭和61年に開園した、富士吉田市が管理する公園です。雪代の被害から町を守るために植えられた赤松が現在園内に2800本植えられています。古いものは樹齢300年以上となる、貴重な大木となっています。
園内には総長1キロほどの遊歩道が設けられており、朝夕ウォーキングをする人が絶えません。
公園に隣接して、上吉田の一部の水道の供給源なっている「泉瑞配水場」があります。
こちらは、約3キロ上にある泉瑞の湧水をパイプで引き、溜めており、日量190トンを配水しているということです。
園内には、この湧水を水源とする小川が流れ、池には魚が泳ぎ、癒しのポイントとなっています。
園内を周遊した後、園外ほどない場所にある大塚山に向かいました。
こちらは今から約2000年前、日本武尊が立ち寄り富士山を遥拝した場所と言われている場所です。
小高い丘の上に神社があり参拝することが出来ます。
大塚山のすぐ近くには吉田口登山道の入り口がありますので、帰路はそちらを通り、終着点パインズパークに到着。
今日は湿度が高く、風も少なかったため、標高900mに位置する場所でも、沢山の汗をかいたフットパスとなりました。
次回は8月29日(火)実施。「多様性センター・科学研究所コース」と称し、また森林内を歩くコースとなります。
是非お出かけください。
第4回クリーンフットパスを開催しました!
去る6月27日、今年第4回目となるクリーンフットパスを実施しました!
今回のコースは前回6月20日に実施した第3回と同様、「御師町コース」として地域を廻りました。
財団事務所を出発し、本町通りの1本東の通りを下りながら、西念寺、吉祥寺、根神社、地蔵禅寺に立ち寄りました。
御師町お休みどころで小休憩。火曜日は定休日で店内には入れませんが、トイレと駐車場は利用可能です。
ここで、御師町の歴史についてお話を伺いました。
小休憩後は、富士山元講に立ちより、本町通りを上がり、北口本宮浅間神社を廻り、財団事務所に戻りました。
ゴミは少なかったですが、比較的涼しく、適度な運動と学びを兼ねたイベントで、好評により終えることが出来ました。
次回フットパスは、7月25日、パインズパークコースを予定しております!
第3回クリーンフットパスを実施しました!
6月20日(火)、第3回目のフットパスを実施しました!
今回は「御師町コース」として、富士山登山の宿坊として栄えた御師町や北口本宮冨士浅間神社を訪れました。
財団事務所にて開会式を行った後、早速町に繰り出します。
金鳥居通りの1本東側の道を、下りながら、道沿いの神社仏閣の解説をしていただきました。
根神社は、雪代の害に悩んでいた地域が、それより西側の現在の場所に移住する際、それに先立ち元亀元年(西暦1571)、けやきの切株の上に大国主命を祀り社殿を建立したと言われています。
また、江戸時代後期から明治の初期にかけて最盛期には86軒もの宿坊で賑わった通りには、現在も、門柱がここかしこと残っており、御師宿坊の入口に屋号提灯が掲げられているのも多くみられました。
御師町を上がり、北口本宮冨士浅間神社に立ち寄りました。
長く続く参道の中央付近、階段を上って直ぐには、仁王門跡がありました。以前は月江寺が所有していた大きな山門があったということですが、明治期の廃仏毀釈によって取り払われてしまったそうです。それまでは、お寺の参道だったんですね。
神社を抜けて、定刻通り集合場所の財団事務所に戻ることが出来ました。
久しぶりの高温、強い日差しでしたが、富士山は美しく、無事にフットパスを終えることが出来ました。
次回6月27日、第4回目も、好評につき、同じ御師町コースを歩きます。
まだ、定員に余裕がありますので、興味のある方、ご参加お待ちしております!
2016年度公募助成事業成果発表会及び設立5周年記念行事を開催しました!
去る6月3日(土)、2016年度公募助成事業成果発表会及び、設立5周年記念出版講演会、情報交換会を開催しました。
今年は、5周年記念ということで、ハイランドリゾートホテル&スパを会場とし、午後1時より開会しました。
例年はパネルによるポスターセッション形式での発表でしたが、今年は各団体の壇上での発表を行いました。
それぞれに、活動の成果を、その団体らしく発表していただきました。今年は25団体の発表、持ち時間は5分と短い時間でしたが、すべての発表を終えたときには2時間経過していました。
続いて同会場にて、市村隆男氏による「吉田の素材と対話する」という演題の講演会が開催されました。
財団が実施している「クリーンフットパス」を題材した冊子を今回執筆された市村氏、その記念講演としてお話をいただいました。
記念講演の後は、会場を移動して、成果発表団体間や来場者との情報交換会を行いました。時間の許す限り、情報交換を行っていただきました。これをきっかけにして、交流を始めたり、活動へのヒントになっていただけたら嬉しいものです。
情報交換会を午後5時で閉会とし、その後は招待者による設立5周年記念祝賀会を同ホテルにて開催しました。
これからも、環境保全、地域振興に一層尽力してまいります。引き続きよろしくお願いいたします!
第2回クリーンフットパスを実施しました!
5月23日(火)、今年度第2回となるクリーンフットパスを実施しました!
週末からの続く好天となり、暑いくらいの陽気でしたが、皆で楽しく実施できました。
今回のコースは「福地用水コース」ということで、市内を流れる福地用水沿いを、取水口になる桂川まで歩き、鐘山の滝を折り返しました。
福地用水は江戸時代初期頃、領主であった秋元氏が着手した用水です。富士山は降った雨が地表に溜まらず浸透してしまうことから、生活用水が切望されていました。福地用水が出来たお陰で、農作物を作ることが出来、石高が増えたということです。
福地用水沿いにある新屋山神社を訪れました。全国的に「金運神社」としても有名な神社です。
桂川から福地用水に水を引くため、当時の工事では、硬い溶岩を避け、その下にトンネルを掘りました。そのトンネル跡が、現在通称「コウモリ穴」として今も残っています。
鐘山の滝前で小休憩。新緑が美しく、滝の音と併せて、癒しのスポットとなっています。秋の紅葉も楽しみです。
約2時間のコースでした。事務所に付いて日陰で一息。
今回は90ℓ分のゴミを拾うこともできました!次回は好評につき、同じコースを2日開催いたします。
また告知をご覧ください!お待ちしております。
田植体験会を開催しました!
5月20日(土)恒例となりました「田植体験会」を開催しました!
今年も城山東農振地域内、農村公園に隣接する水田をお借りし実施しました。今回もお申込みが多く、定員を超えてからはお断りをせざるを得ない状況で、参加できなかった方、大変に申し訳ありませんでした・・。
当日は雲一つない五月晴れ、熱すぎるくらいの陽気の中、スタート。
まずは開会のオリエンテーションにて、苗の植え方を講師の小俣さんから教わります。深すぎず、浅すぎず、適当な深さに植えるのがポイント。
準備体操をして、早速田んぼへ。
一列に並んで、印を付けた紐に沿って苗を植えます。
一列植えたら、また次の一列、と前へ前進。
田植作業の写真を撮るために、カメラマンも大勢集まっておりました。
約1時間の作業で、予定の植付を終えることが出来ました!
作業の後は、こちらも恒例の「豚汁」と「ミルキークインおにぎり」。
昼食の後には、オタマジャクシを田んぼに放流して終了。
今年は無農薬栽培にチャレンジしますので、オタマジャクシに除草効果を期待して放流しました。
粟井英朗環境財団では、水資源保全を目的とした、森や田畑の管理保全の一環として、さまざまなプログラムも実施しております。
今年度もこれから、畑の収穫体験や稲刈、木工品制作など、体験会を企画しますので、どうぞご参加お待ちしております!
美化清掃活動を実施しました!
去る4月22日(土)、毎年年に2回開催している美化清掃活動を実施しました!
今回のコースは、恒例の富士北麓公園から熊穴団地、昭和大学前を通るコースです。
沢山のお申し込みをいただきましたが、安全管理上、参加人数は30名とさせていただきました。お断りとさせていただきた皆様、大変申し訳ございませんでした。
さて、当日は若干寒い体感でしたが、歩くとちょうどいい、といった陽気でした。
皆様のご協力により、空き缶30Lの袋3袋分、可燃物30L袋20袋分、計70㎏のゴミを回収することが出来ました。
「富士山は水の山」です。私たちの住む場所に降った雨は地下に浸みこみ、下流域の生活水になっています。
上流域に住む私たちのつとめとして、今後も美化活動を行っていきたいと思います。