第5回クリーンフットパスを開催しました!
2016.8.29
去る8月27日(土)、第5回クリーンフットパスを開催しました!
今回は地域にお住いの方を中心に沢山の方に参加いただきました。
まずは、赤坂の道標から。
ここは鎌倉道の重要な分岐点で、都留方面、富士吉田吉田市街方面に繋がっています。
続いて新倉掘抜。溶岩に覆われた土地は降った雨が地下に浸みこんでしまうので、生活水として活用することが出来ませんでした。そこで、河口湖の水を活用しようと掘られた用水路が「新倉掘抜」です。日本で一番長い手掘りのトンネルです。
新倉掘抜が出来てまもなく、別の用水路が完成したため、新倉掘抜は使われることはなくなりました。
また水力発電のために東京電力が2本、河口湖から水を引いている「東電用水路」も地域に出来ました。
金比羅神社の脇には、地域が水利権を獲得した記念碑が建っています。
魚吉会館の前の通りが「お茶付道」と言われ、江戸時代お茶壺道中が通った道です。
市内を通ると、茶壺にひれ伏さなければならないため、あえて山際の道を通るようにしたということです。
水公園には、新旧の浄水場があります。古いものは、河口湖の水を引いて砂で濾過した浄化施設、新しいものは、地下から水を汲み上げ現在地域に地下水を配水している施設です。
近所に住む方からも、今回訪れた場所を初めて知った、という声があり、地域の歴史の再発見をしていただけたようです。
月に1回のペースで「クリーンフットパス」を今後も実施してまいります。