第1回富士山水資源講座を実施しました!
2020.1.17
去る1月15日、富士吉田市立明見湖公園内のはす池体験工房にて、第1回富士山水資源講座を開催しました。
講師として、山梨県富士山科学研究所 研究管理幹である長谷川達也氏をお招きし、「山梨県の水道水と健康」をテーマにお話いただきました。
山梨県はミネラルウォーターの生産量が日本一であり、富士山や南アルプスなどの山々に豊富で綺麗な地下水が蓄えられています。
その地下水を原料として水道水に利用していますので、浄化処理の工程が少なく、塩素のみ加えれば水道水として利用できる場所も多いことが特徴です。
また講義の後半では、富士山の地下水に含まれるバナジウムの化学的な知見についてお話を伺いました。
長谷川研究管理幹ご自身の研究等によりますと、富士山の地下水に含まれる成分量では、健康に良い影響を与えるという証拠は得られていないということでした。
とはいえ、富士山の綺麗な地下水を原料として水道を使っている我々住民は、大変に恵まれた環境に暮らしていると言えると思います。
約2時間の講義を終え、参加者の皆様からも「非常に充実した内容であった」と、良い評価の声をいただきました。
2月19日(水)、3月18日(水)と残り2回の講義がございますので、皆様のご参加をお待ちしております。