

富士山アリ観察会を実施しました!
2026.7.23
粟井財団では富士山の地下水を育む森や緑地の保全活動の一環として、森林整備や清掃活動の他、自然環境保全に関心を持っていただくことを目的とした自然観察会を開催しており、これまでに植物、鳥類、蝶類などの観察会を実施してまいりました。
去る7月19日、今回初めての企画となる「アリ観察会」を、財団が地権者と共に現在進めている整備森林にて実施をいたしました。
整備森林は、富士山の標高約1,100mに位置し、これまでに専門家に依頼した調査結果によると、植物は124種、鳥類は29種、蝶類は29種が確認されております。
今回アリについて教えていただく講師として、昨年実施した明見湖プランクトン観察会でもお世話になった昭和医科大学客員教授の萩原康夫先生をお招きいたしました。
まずは集合場所とした中ノ茶屋周辺にて、アリに関する基礎知識を教えていただきました。また、アリの種類のお話では、世界では 約1 万種、日本国内では 約300 種、山梨県内では 約70 種、さらに山梨県内でも富士北麓では 約60 種が確認されているそうです。また、萩原先生が昨年から行っているアリ調査の結果、整備森林内では24種を確認したとのこと。さて、今回は何種類のアリを観察できるか、防虫対策を徹底し、早速観察を開始します。
大きなアリ、木を登るアリ、匂いのするアリ、とても小さなアリ、動きのゆっくりなアリ、など2時間の間に多様なアリを観察することができ、その都度講師の先生よりアリの特性について説明をしていただきました。また、成虫だけでなく、幼虫や蛹も発見。また、確認がしづらい土中性の小さなアリは、白いシートに土を振るい、見つけやすくしていただいた後にアリを探しました。
今回の観察会で確認することができたアリは以下11種です。
アズマオオアリ/アズマオオズアリ/アメイロアリ/エゾクシケアリ/クサアリ/クロオオアリ/トゲアリ/トビイロケアリ/ヒメハリアリ/ムネアカオオアリ/ヤマトアシナガアリ
アズマオオアリ
ムネアカオオアリ
ヤマトアシナガアリ
粟井財団ではこれからも、参加者の方に自然環境保全の関心をより高めていただけるような観察会を企画し実施してまいります。