クリーンフットパスを実施しました
2022.4.27
去る4月23日(土)、今年度第1回目のクリーンフットパスを実施しました。
集合場所を富士吉田市農村公園とし、周辺の散策と清掃活動を行いました。
農村公園内には「日本野鳥の会富士山麓支部」が2013年度財団助成事業を活用し制作した野鳥の案内板が設置されています。富士山麓は標高差が大きいこと、湖、草原といった多様な自然環境に恵まれていることから、野鳥の生息数が多いことで有名です。約250種が生息しており、日本3大バードウォッチングの聖地とも言われています。
ここ農村公園周辺でも四季折々、沢山の野鳥が観察できます。
農村公園を出発し、農道を進みます。汗ばむ陽気なった当日、富士山も綺麗に眺めることができました。
農村公園から程ない場所に「温水ため池」があります。桂川から引いた水を水田に流す前に、水温を上げて農作物の生育を促進させるための施設でしたが、現在は利用されていません。ここでは沢山の水鳥が観察でき、同じく野鳥の案内板が設置され種類を確認することが出来ます。
野鳥の案内板はこのほかに、明見湖公園、西湖野鳥の森公園にも設置されています。
約40haの農地がまとまる「城山東農振地域」には、地元作家による3体の石像が設置されています。このエリア以外にも広域では40体を超える石像が、特に市内パインズパークには12体も設置されているそうです。
城山東農振地域を南北に通るメイン道路にはコブシの木が植えられています。冷涼な地域に生育が適しており、開花は農作業を始める時期の指標となっているそうです。「ジャガイモを植えるタイミング」としても地元では開花時期が注目されいます。
2時間、2㎞強の行程を終え、可燃物360L,不燃物45Lを回収しました。
毎回参加者からの感想を聞いております。
「以前にもこのコースを清掃したが、今回の方がゴミが多く感じられた」
「タバコの吸殻を70本程拾った。とても多く感じる」
「アルコールの空き缶・瓶が捨てられているのが不思議でならない」
「普段の散歩コースで、落ちているゴミが気になっていたところだった。こうして清掃をする機会を作ってもらい有難い」
「タバコをまとめて捨てている人もいる」
月に1回のペースで開催し、今年度は「どうしたらポイ捨てゴミを減らせるか」を参加者と考える機会にしてまいります。