
クリーンフットパスを実施しました!
2025.9.25
去る9月20日、「河口湖アレチウリ防除コース」と称し9月のクリーンフットパスを実施いたしました。
今回は講師に認定NPO法人富士山クラブ様を迎え、河口湖に定着してしまっている北米原産ウリ科1年草の特定外来生物「アレチウリ」を回収する活動を行いました。
認定NPO法人富士山クラブ様は富士河口湖町に本部を置き、各種環境保全のための活動を展開しているNPO法人で、2012年からはアレチウリ防除活動をスタート。これまで105回の防除活動を行ってこられたそうです。2025年度の粟井財団公募助成対象団体でもあり、助成金で「アレチウリ一掃作戦」登り旗を作成してくださっております。
開会式では、講師よりアレチウリ除去活動の経過紹介やアレチウリの回収方法、注意事項など説明いただき、早速、湖畔沿いの遊歩道を歩きながらアレチウリを回収をスタート。参加者の殆どがアレチウリを認識することが今回初めてということで、アレチウリの実物をもって特徴をご説明いただきました。この時期は白く小さな花が咲いた後に実が成り始めており、球体に丸くなった特徴的な実も確認することも出来ました。
今回実施する場所は、今年既に2回の回収活動を行っているとのことですが、新たに発芽したアレチウリが勢いよくツルを伸ばしておりました。すさまじいその繁殖力ゆえに「特定外来生物」に指定されていることを目の当たりに実感出来ました。
2㎞弱を1時間かけて活動を行い、回収したアレチウリは11.5㎏(200ℓ)となりました。ゴミも併せて回収し可燃物100ℓ、不燃物30ℓ。タバコのポイ捨てや缶・ペットボトルなど、ゴミも想定以上に多い場所でした。
今回小学生2名の参加がありましたので、閉会式にて各人に植物図鑑を贈呈しました。身近な植物の観察を通じて自然環境保全に思いを寄せていただければ幸いです。
またフットパスに初めて参加された方には、トングを贈呈し、自宅や職場の周辺などにおけるゴミの回収をお願いいたしました。
これからも地域で活動する諸団体の皆様と協働で、富士山麓の環境保全活動を進めて参りたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。