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クリーンフットパスを実施しました!

2023.5.23

去る5月20日、クリーンフットパス「中ノ茶屋・滝沢林道 探鳥コース」を実施しました!

今回は講師として野鳥研究がご専門の山梨県富士山科学研究所の水村氏を迎え、清掃活動をしながら富士北麓に生息する野鳥について教えていただく企画といたしました。

12名が参加した開会式では、講師より繁殖終了後に採取した鳥の古巣を見せていただき、沢山の人工物が巣材に使われていることを確認しました。巣材に網状のものが使われると、孵化したヒナの足に絡まり、飛び立つことが出来ず巣の中で死んでしまうことも少なからずあるそうです。改めて、人が捨てたゴミが及ぼす野生動物への悪影響を目の当たりにしました。

 

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開会式を終え、集合場所の中ノ茶屋に隣接している整備森林約50ha内を通る林道を、ゴミを拾いながら散策します。

財団と地権者が2019年に提携を結び行っている森林整備は4年が経過し、現在第4区画まで整備が進んでいます。

 

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途中、講師より野鳥のさえずりを聴きながら、何の種類か、どのような特徴がある鳥かなどについてレクチャーを受けました。ウグイスの他、メジロ、コルリ、センダイムシクイ、ノジコ、コマドリ、などなど、講師によりますと今回のコースで20種の野鳥が確認されたそうです。

 

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2か月前に作業を終えたばかりの第4区画の整備森林内にはゴミがとても目立ちました。特に古い缶が散乱しており、長年にわたって集積された多くのゴミを回収することが出来ました。

 

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3㎞程のコースを約2時間かけて散策し無事に集合場所に到着。講師より野鳥ハンドブックと照らし合わせながら、何の種類がいたかをおさらいしていただきました。

【当日見聞きできた鳥:ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、コゲラ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、コマドリ、コルリ、キビタキ、カワラヒワ、ホオジロ、ノジコ、ソウシチョウ】

 

参加者からは「こうしたゴミ拾いの活動を続けることで、綺麗な森の状態を保っていきたい」「新緑の美しい季節に沢山の鳥のさえずりを鑑賞できて素晴らしい時間だった」などの感想をいただき会を終了。

富士山麓地域は沢山の野鳥が生息するエリアとして全国的にも有名です。参加者の皆様には今回知った野鳥の種類とさえずりを身近な人に伝えることで野鳥への愛着の輪を広げていただき、これからも安心して野鳥が暮らせる環境を保っていきたいものです。

 

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分別の結果、可燃物240ℓ、不燃物120ℓとなりました。

来年も第5区画目の整備後、清掃活動を行う予定です。皆様のご参加をおまちしております。

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