「富士山合同フィールドワーク」に参加しました
2020.10.12
去る10月11日(日)、富士山南麓を拠点に動植物の生育調査活動等をされている、富士山自然誌研究会様主催で開催された「富士山合同フィールドワーク~富士山南麓斜面の自然~」に参加してまいりました。
今回のフィールドワークは12回を数え、参加者は関係者を含め約70名と、盛大に開催されました。
コロナ対策を十分に、午前の観察会と、午後のレクチャーとの構成で進められました。
午前中の観察会は、地質、植生、ほ乳類、蝶類、昆虫類、鳥類の専門家7名を講師とし、7班に参加者を振り分け、集合場所の富士山スカイライン水ヶ塚駐車場から、富士山南麓斜面を歩きながら説明を伺いました。
地質の観点から、今回のコースは、約2100年前に噴出した小天狗溶岩流と、約1230年前に噴出した水ヶ塚檜丸尾溶岩流の上にあり、遊歩道を歩きながら、溶岩が流れた様子などを観察しました。
昼食をとったのち、集合場所に隣接する芝生広場にて、7名の専門家による調査研究結果の報告を聴講しました。
今その被害が問題となっている、ナラ枯れの広がりについての話も大変に興味深かったです。
当財団の現在の活動範囲は山梨県内ですが、以前は静岡県の富士山麓も対象地域であったことから、久しぶりに再会した方もおり、同じ富士山麓で活動する者として、情報交流ができたことも大変に有意義でした。
今後も、このような活動交流の機会を企画してまいりたいと思います。