「富士山の日」視察研修バスツアーを実施しました!
2019.2.25
2月23日は「富士山(フ:2 ジ:2 サン:3)の日」です。
富士山麓の様々な施設にて特別展示や無料拝観が出来るなどの絶好の機会に合わせ、富士山麓の自然環境や歴史文化について学んでいだくことを目的とし、「富士山の日」視察研修バスツアーを実施しました!
当日は20名の皆様にご参加いただきました!
天候にも恵まれ、富士山も優美な姿を現し、視察地1カ所目となる富士山レーダードーム館前の芝生広場にて記念撮影。
富士山レーダードーム館は、富士山頂あった富士山測候所にて気象観測業務を終えたレーダードームを当該地に移設した体験学習施設です。館内では、様々な展示を見ることができますが、中でも-5度、風速13メートルの山頂気象の体験できるコーナーが人気です。
2カ所目の視察地、ふじさんミュージアムでは、富士山信仰の収蔵品が多数展示されており、その起源と変遷を学ぶことが出来ます。1/2000の富士山立体模型に映し出されるプロジェクションマッピングで、雄大な富士山の自然を一望することも可能です。当日は、富士山の日特別企画として、富士山型の折り紙体験も楽しむことができました。
富士吉田市から鳴沢村に場所を移動し、なるさわ富士山博物館を視察しました。こちらでも、富士山の自然や文化について、様々な展示物から学ぶことが出来ました。
隣接する道の駅なるさわでは、郷土料理の試食が行われておりました。キャベツの味噌汁、子芋の煮物、鳴沢菜の漬物など、どれも美味しくいただくことができました。
続いて船津胎内樹形に立ち寄りました。船津胎内樹形は、約1000年前に噴火した剣丸尾溶岩流が大木を取り囲んで固まり、その樹の型が残った「溶岩樹形」で、70m程の距離がある空洞を通り抜けることが出来ます。随所に胎内を連想させる場所があることから、「胎内樹形」と呼ばれています。
世界的にも貴重な地質的資料として、国の天然記念物に指定されている他、江戸時代から胎内巡りの洞穴として多くの富士講信者が訪れたことから信仰の場としての価値を認められ、世界文化遺産の構成資産としても登録されています。
職員の方からの説明を受けた後、おのおの洞窟をくぐり抜けました。
ところどころ、木の形にくりぬかれた溶岩を確認でき、富士山の多様な地下構造を目の当たりする貴重な体験が出来ました。
続いて、山梨県立富士山世界遺産センターに立ち寄りました。施設中央にある富士山の模型は、様々な色の光線に彩られ、四季折々の景色を演出しておりました。南館では歴史文化を中心に、北館では自然環境を中心に学ぶことが出来る施設です。
続いて、河口湖湖畔に場所を移し、河口湖ミューズ館を訪れました。施設の内外に、ラベンダーなど四季折々の花が植えられ、素敵な西洋ガーデニングを楽しめる場所でもあります。
行程最後の視察地、河口湖美術館では、富士山を題材にした絵画の展示の他、写真展が開かれており、四季折々の美しい富士山の姿に、参加者の方も興味深く見入っておりました。
参加者の皆様に感想を聞いたところ、一番に印象に残った場所は「船津胎内樹形」という声が最も多く寄せられました。地元に住んでいながらも立ち寄ったことがなく、洞窟を通り抜ける体験がとても新鮮だったようです。
また、河口湖美術館の写真展示も「様々な視点から美しい富士山の姿を見ることが出来た」と、好評の声があがりました。
富士山麓に住むの住民にとっても、自然環境や歴史文化について再発見が出来た1日でした。
是非、来年の富士山の日には、地域外の方々にも富士山麓を訪れていただき、富士山をより身近に感じていただきたいと思います。