クリーンフットパスを実施しました!
2023.9.21
去る9月16日、クリーンフットパス上暮地地区散策コースを実施しました。
当日は講師にすその路郷土研究会様を迎え、地区の名所をご案内いただきました。
集合場所とした福昌寺跡である寺家(じけ)にて開会式を行い、寺家の説明をしていただいた後、遠妙院へ向かいます。
現在は小立の常在寺持ちとなっている遠妙院。曼荼羅をかけたとの言い伝えがあるエノキの木は枯れてしまっており、切り株だけが残っておりました。
上暮地地区の氏神様である神明社には大きなイチョウの木があり、気根と呼ばれる柱が垂れ下がった木の根元にしめ縄が巻かれ祀られていました。
細い道を抜けて山ノ神神社に向かいます。
山ノ神神社の境内には国の天然記念物に指定されているフジの木があります。またイタヤカエデとケヤキの大木が寄り添いながら立っており、そこにフジが絡みつくことで大きな棚を作っておりました。イタヤカエデも市指定の天然記念物とのことです。
続いて、剣丸尾溶岩流の末端部にて講師より解説。
高く立ちはだかった溶岩流により、かつては馬が通れず「馬止め」と言われる場所だったそうです。そこで1888年に暮地義信が弟や土工、発破士と共に道の改良工事を開始。崖の上には暮地義信碑(道路開通記念碑)があり、当時の工事内容が刻まれています。
その後、口論橋、道祖神、庚申神、廿三夜講の説明をいただき、集合場所に到着。
「地元に住んでいてもあまり来る機会がない場所だったのでよい勉強になった」「石塔が多くそれぞれの意味を教えていただき為になった」「昔の人は地域コミュニティーを大切に団結して暮らしていた様子が伺えた」「剣丸尾溶岩の末端部を知れたことと、暮地義信の生家も分かり有意義だった」など、参加者より感想をいただきました。
2㎞と短いコースではありましたが、知る人ぞ知る道を案内いただきながら、石碑に刻まれた内容についても詳細に教えていただいたりと講師の方々には大変にお世話になった回となりました。心より感謝を申し上げます。
分別したゴミは、可燃物30ℓ、不燃物10ℓとなりました。