粟井英朗環境財団|活動状況について

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活動状況について

第2回クリーンフットパスを実施しました!

5月15日(水)、今年度第2回目になりますクリーンフットパスを実施しました!

第1回目は雨天の為中止になりましたので、実質的には2019年度初めての開催となりました。

「西桂町クマガイソウコース」と称し、桂川公園を集合・出発し、クマガイソウの群生地を目指しました。

 

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当日は爽やかな好天に恵まれ、桂川沿いに設置された歩道を、桂川を流れる豪快な流音を耳に進みました。

 

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途中、西桂町が委嘱している地域おこし協力隊寺田氏が運営する施設「スプリング・ギャラリー」に立ち寄りました。

現在内装工事中ですが、6月にはカフェ・軽食・バー・展示ギャラリーの機能を兼ね備えた施設としてオープンする予定とのことです。

 

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西桂町民グラウンドに向かう、高速道路下トンネルを抜け、山の斜面を10分程度登った先に、町が管理をするクマガイソウ群生地があります。5000株のクマガイソウが生息する景色は圧巻でした!

群生地は金網で囲われ施錠がされております。今シーズンは閉園となりますので、ご興味のある方は、是非来年足をお運びください。

 

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集合場所の桂川公園に戻り、東屋にて休憩をとりました。

 

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清掃活動、地域探求、健康増進を目的としております「クリーンフットパス」。

是非、ご参加してみたいという方は、お気軽にお声かけください。

第2回地域交流カフェを実施しました!

去る5月8日(水)、第2回地域交流カフェを財団事務所にて実施しました!

今回の発表者は山中湖村にて会員制の体験農業を行っているGOJAPANファーム(旧ファーム山中湖)の

長谷川弘義氏に、これまでの取組みとこれからの展望についてお話をいただきました。

 

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山中湖町に12年前に移住をして程なく、使わなくなったテニスコート5面分1500坪を畑にし、農作物を作るようになったそうです。

今年より名称を改変し、新しい取組みチャレンジをするそうです。

その一つが「協生農法」。無農薬、無施肥、不耕起で栽培を行います。

参加者とのフリートークでは、説明のあった農法についての可否について様々な意見が出るなど

終始活発な意見が取り交わされました。

 

第1回地域交流カフェを実施しました!

2019年度第1回目の地域交流カフェは地元でピアニストとして活躍されている望月恭子先生に「クラッシック音楽の演奏活動による地域活性化活動」について発表をいただきました。

 

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望月恭子先生は、地元富士吉田市の学校を卒業後、東京の音大に進学し、卒業後は、海外へ留学を6年間したそうです。地元に戻ってからは、ピアノ教室で生徒を教えながら、様々な音楽コンサート運営&演奏に関わり活躍をしております。

活動する中で最近特に力を入れているのは、地元の学生へのアウトリーチ、音楽について学ぶ場の提供です。ホールでのコンサートを行う時にはその前後、当日等、学生へのレッスンや、楽器に触れてもらうことなどを通じて、クラシック音楽に触れてもらう機会を作っています。

以前学生から体験教室の後に「心がホカホカする」と感想を聞いたときに、情操教育になっている、と心から実感したそうです。

地域で、もっと音楽を含めた文化芸術を広げていきたい、と力強く語っていただきました。

 

カフェの後半では、参加者より、地域にクラシック音楽を広めるためのアドバイスが様々に飛び交いました。

「イベントはいかに告知・周知することが重要」

「参加いただいた方に、満足して帰っていただける工夫、曲目解説や、ちょっとした飲食の提供などすると効果的」

「組織力を高めて、チケット販売は手分けをして行うとよい」

 

最後に、発表者の望月先生からは、参加者からの温かい応援の言葉に感謝、とコメントをいただきました。

自身が得意なこと、好きなことをもって、地域に貢献をしている望月恭子先生の益々の活躍を期待申し上げます。

 

 

地域創生人材養成講座を実施しました!

去る3月30日(土)13:30より、富士吉田市民会館3階研修室にて「地域創生人材養成講座」を実施しました!

今回は地元にて環境保全活動や地元産物を活用した事業を行っている方3名にパネラーとして登壇していただき、「自然と共に生きる魅力あるまちづくり」をテーマにパネルディスカッションを実施しました。

 

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パネラーは下記写真より

左:豊島雅也氏:レストラン「TOYOSHIMA」オーナー。地元素材にこだわり、ジビエ料理を中心に提供している。

中:水村春香氏:東京大学大学院 森林動物学研究室所属。東京から富士北麓のフィールドに通いつめ鳥類の調査研究を実施している。

右:舟津宏昭氏:富士山アウトドアミュージアム代表。野生動物の交通事故対策プロジェクトや子供を対象にした環境教育活動等、幅広く活動している。

 

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パネルディスカッションの前に、パネラー3名の方よりそれぞれ、活動について紹介をしていただきました。

【発表概要】

豊島氏

産まれは静岡だが、河口湖町のリゾートホテルのシェフとして勤務したことをきっかけとして、2017年夏に河口湖町内にてレストランをオープンさせた。狩猟免許を取得し、富士山麓のシカ肉を店で提供している。どうやったら臭みのない肉が提供できるか、試行錯誤とりくんでいる。沢山の人に、富士山麓のジビエの魅力を発信し、ここでしか食べれない料理を提供していきたい。富士山麓の食文化のレベルアップに貢献したい。

 

水村氏

小さい頃から鳥に興味を持ち、大学では鳥の調査研究を行っている。ご縁があり、富士山麓での調査を行うようになった。富士山麓は、軽井沢、奥日光と共に、日本3大探鳥地と言われている。また、日本初めての探鳥会は富士山麓の須走で行われた。日本で観察することの出来る鳥の種類の約3分の1、110~190種の鳥が富士山麓で観察できると言われている。世界的に農地や草原が減ってきている中で、富士山麓は貴重な草原が残っており、草原性の鳥が多いことが特徴。富士山は鳥のメッカだと思うが、地元からの発信が少ないように感じる。ぜひ、まず見ること、観察することから始めて欲しい。

 

舟津氏

北海道生まれ。都留文科大学に入学し、在学中に富士山に魅了されそのまま住み着いた。富士山はどこから見ても美しく、豊かな自然が広がっている。「富士山はまるっと博物館だよね」と、博物館の機能を意識しながら、子供たちにその素晴らしさを伝えていくべく活動している。また、野生動物が車にはねられる「ロードキル」をなくそうと、5年前から調査を開始した。多くの方に通報協力をいただき、これまでに710個体を調査した。被害が広がらないように、レンタカー会社との連携や、シカ忌避音発信機械の開発などに関わっている。とにかく富士山が大好きで、次の世代にも美しいままの富士山を残していきたいと思っている。

 

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3名の発表に続き、パネルディスカッションを行いました。

パネラーからは以下のような意見をいただきました。

「富士山の最大の魅力は、日本中に存在する自然が、富士山麓この1か所で、ほぼ網羅されるという生態系の豊かさ」

「世界中の研究者が、「ホットスポット」と呼ばれる日本列島の生態系を評価しているが、その中でも富士山麓の生態系は豊かで、世界中の人から羨ましがられている」

「よそから見ると自然豊かで羨ましいと思うが、地元の子供達は当たり前に思っているのでは?幼少期の原体験は大事なので、子供のころから富士山の自然に触れる体験をさせることが大切。地域に若い人が戻ってくるきっかけになるのでは」

「開発はどんどん進んで行くが、自然を見る目を養っておけば、行き過ぎた開発はなくなるのでは」

「シカもクマも虫も「環境と観光の両立」など考えていない。それを考えられるのは人間だけ。人間が考えていかなければいけない。生活をする上で大切なのは「節度」だと思う。人間が節度をもたなければ、行き過ぎた開発は止まらない」

「車を運転するとき、その道は人間だけが使っているのではなく、動物も鳥も使っているということを認識して欲しい」

 

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また、参加者からは

「ロードキルの実態を、市民が情報として得られるようにして欲しい」

「地元地域の沢山の人に、このような研修会を通じて富士山の魅力をしってもらうよう、周知に力を入れていただきたい」

「個々の活動が繋がり、点から面になるよう、広がりに期待をする」

など感想や意見をいただき、今回の養成講座を閉会といたしました。

 

粟井財団といたしましても、地元地域の方が「富士山の魅力」を心から実感し、自信をもって誇りに思えるような企画を、これからも様々な方と連携をして実施していきたいと思っております。

 

第3回木工体験教室を実施しました!

3月17日、今年度3回目となります木工体験教室を実施しました!

今回はマガジンラック作りにチャレンジをしました。

 

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事前に準備されたキットをネジ留めして完成させます。

沢山の箇所にネジを留めるため、手が疲れてしまいましたが、約1時間で各々完成をさせることが出来ました!

 

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皆で協力して作ったマガジンラック。

今日の思い出として、大切に使ってくださいね。

第5回地域交流カフェを実施しました!

今年度最後となります地域交流カフェを3月11日に実施しました!

今回は、河口湖町に移住し無農薬・無化学肥料の野菜作りに取り組んでいる川治美紀様より活動についてお話を伺いました。

 

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川治さんは東京にてデザイナーとして活躍しておりました。

様々な仕事を受注している中で、環境分野にも範囲が及び、有機農業に関わるようになったそうです。

お子様が誕生したことを契機に、富士河口湖の移住し、農地を借り、ご主人とともに野菜作り始めました。

イベントでの販売の他、近隣のスーパーにも販売しているそうです。

富士北麓地域の新規就農者との交流もあるそうですが、ほとんどが「無農薬・無化学肥料」栽培を目指している方とのこと。

しかし、一方で当該地域では、そもそも環境がよかったり、親類が野菜を作っていたりすることもあり、有機野菜への関心が薄く、商品を作っても買手が付きづらいことが課題とのことでした。

 

 

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今回の参加者は、農作物を作っている方も多く、様々な意見、アドバイスが飛び交いました。

「食」に関するテーマは参加者の関心が高いので、また今後も企画をしたいと思っております。

 

次回開催は、テーマがガラリと変わりまして「クラシック音楽の演奏による地域活性化活動」になります。

ご興味ある方、ぜひご参加お待ちしております!

「富士山の日」視察研修バスツアーを実施しました!

2月23日は「富士山(フ:2 ジ:2 サン:3)の日」です。

富士山麓の様々な施設にて特別展示や無料拝観が出来るなどの絶好の機会に合わせ、富士山麓の自然環境や歴史文化について学んでいだくことを目的とし、「富士山の日」視察研修バスツアーを実施しました!

当日は20名の皆様にご参加いただきました!

天候にも恵まれ、富士山も優美な姿を現し、視察地1カ所目となる富士山レーダードーム館前の芝生広場にて記念撮影。

 

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富士山レーダードーム館は、富士山頂あった富士山測候所にて気象観測業務を終えたレーダードームを当該地に移設した体験学習施設です。館内では、様々な展示を見ることができますが、中でも-5度、風速13メートルの山頂気象の体験できるコーナーが人気です。

 

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2カ所目の視察地、ふじさんミュージアムでは、富士山信仰の収蔵品が多数展示されており、その起源と変遷を学ぶことが出来ます。1/2000の富士山立体模型に映し出されるプロジェクションマッピングで、雄大な富士山の自然を一望することも可能です。当日は、富士山の日特別企画として、富士山型の折り紙体験も楽しむことができました。

 

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富士吉田市から鳴沢村に場所を移動し、なるさわ富士山博物館を視察しました。こちらでも、富士山の自然や文化について、様々な展示物から学ぶことが出来ました。

 

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隣接する道の駅なるさわでは、郷土料理の試食が行われておりました。キャベツの味噌汁、子芋の煮物、鳴沢菜の漬物など、どれも美味しくいただくことができました。

 

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続いて船津胎内樹形に立ち寄りました。船津胎内樹形は、約1000年前に噴火した剣丸尾溶岩流が大木を取り囲んで固まり、その樹の型が残った「溶岩樹形」で、70m程の距離がある空洞を通り抜けることが出来ます。随所に胎内を連想させる場所があることから、「胎内樹形」と呼ばれています。

世界的にも貴重な地質的資料として、国の天然記念物に指定されている他、江戸時代から胎内巡りの洞穴として多くの富士講信者が訪れたことから信仰の場としての価値を認められ、世界文化遺産の構成資産としても登録されています。

職員の方からの説明を受けた後、おのおの洞窟をくぐり抜けました。

ところどころ、木の形にくりぬかれた溶岩を確認でき、富士山の多様な地下構造を目の当たりする貴重な体験が出来ました。

 

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続いて、山梨県立富士山世界遺産センターに立ち寄りました。施設中央にある富士山の模型は、様々な色の光線に彩られ、四季折々の景色を演出しておりました。南館では歴史文化を中心に、北館では自然環境を中心に学ぶことが出来る施設です。

 

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続いて、河口湖湖畔に場所を移し、河口湖ミューズ館を訪れました。施設の内外に、ラベンダーなど四季折々の花が植えられ、素敵な西洋ガーデニングを楽しめる場所でもあります。

 

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行程最後の視察地、河口湖美術館では、富士山を題材にした絵画の展示の他、写真展が開かれており、四季折々の美しい富士山の姿に、参加者の方も興味深く見入っておりました。

 

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参加者の皆様に感想を聞いたところ、一番に印象に残った場所は「船津胎内樹形」という声が最も多く寄せられました。地元に住んでいながらも立ち寄ったことがなく、洞窟を通り抜ける体験がとても新鮮だったようです。

また、河口湖美術館の写真展示も「様々な視点から美しい富士山の姿を見ることが出来た」と、好評の声があがりました。

富士山麓に住むの住民にとっても、自然環境や歴史文化について再発見が出来た1日でした。

是非、来年の富士山の日には、地域外の方々にも富士山麓を訪れていただき、富士山をより身近に感じていただきたいと思います。

 

 

第2回水資源講座を実施しました!

2月20日(水)、富士吉田市内明見湖公園、はす池工房にて第2回水資源講座を実施しました!

今年度はテーマを農業技術習得とし、2回目の今日は「減農薬栽培技術習得」についての内容でした。

講師は、山梨県総合農業技術センター村上主任研究員にお越しいただきました。

 

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農薬を減らすために、耕種的・生物的・物理的・化学的、この4つの防除方法があり、こられの総合的に取り入れていくことが大切。

また、農薬を利用する際は、農作物が何の病気にかかっているのかを確かめ、上手に使うことが重要。

そのためには、インターネットで様々な写真や事例が情報収集できるので、活用するとよいというアドバイスを受けました。

 

講義後の質疑応答も活発で、参加者の関心の高さが伺えました。

次年度の水資源講座の開催に向け、アンケート記入もいただきましてので、それを参考に企画をしてまいります。

第2回木工体験教室を実施しました!

2月16日(土)、第2回木工体験教室を財団事務所2階にて実施しました!

今回は、お子様4名、2組のご家族に資箱作りに挑戦をしていただきました。

 

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予め準備されたキットにネジ停めをして完成させます。

富士山麓は沢山の野鳥が生息する場所です。

野鳥の棲み処として利用してもらえると嬉しいですね。

 

次回は3月16日(土)にマガジンラック作りを実施します!

また空がございますので、お申込みお待ちしております。

 

木工教室チラシ

第4回地域交流カフェを実施しました!

2月13日(水)、第4回地域交流カフェを財団事務所2階にて実施しました!

今回は公益財団法人富士五湖青年会議所様より「ふじごこ笑顔の未来へ結婚プロジェクト」について発表をしていただきました。

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「結婚」という身近なテーマということもあり、後半のフリートークでは、それぞれの身近な事例や体験など、活発な意見を交換することができました。

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地域課題に真摯に取組まれている、富士五湖青年会議所様に敬意と感謝を申し上げ、会を終了いたしました。

次回は3月12日(火)に開催いたします。ご参加お待ちしております。

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